エッセイが好きだ。
大人になってからの知り合いって、仕事や付き合いがあって本音を聞ける機会なんてない。
著者の『なるほどなぁ』って感じる事の多いエッセイは、自分への肥料になる気がするから。
沢木耕太郎 旅のつばくろ、ふたたび 飛び立つ季節
■沢木耕太郎 1947年生れ 東京都出身
旅に憧れる自分にとって、紀行文は大好物な読み物だ。
行きたいトコが増えるからね。
以前に読んだ2022年の『旅のつばくろ、ふたたび』の改訂版。
私の最も行きたい東北地方への紀行文。
コースとか訪問地など考え始めたいけど、不十分な知識で先入観を持たない旅の楽しさを私は知っている。
■おでかけアンソロジー ひとり旅
41人の作家が綴る『旅』をテーマにしたエッセイ集。。
共通しているのは、『旅』とは日常から離れる事って認識だ。
『長生きしたけりゃ、旅に出ろ』には、深く共感。
普段の3日より旅先の3日の方が、時間は長く感じる。
旅先では時間はゆっくり流れてるって事だもんね。
目的地を決めない『ダーツの旅』がしたいと思っている。
ツーリングマップルのページとマス目をサイコロ転がして決めるのってどうやろ?
そんなアプリないんかな。
有川ひろの座右の銘 倒れる時は前のめり
■有川ひろ 1972年生れ 高知県出身
関西在住でエッセイ内に出てくる土佐弁に、親近感を感じる。
エッセイでは有川的考え方、紹介したい小説や映画、影響のあった人が紹介される。
正義感が強く、学級委員の様な芯の強さを感じる言葉に、益々彼女への興味が湧いてくる。
彼女の作品でガッツリとハマったのは、2006年発行の『図書館戦争シリーズ』だ。
男前なストーリーにグイグイと引き込まれちゃう。
ただし、ラブストーリー部分はおじさんには照れくさいんだけどね。
浅田次郎 僕は人生についてこんなふうに考えている
■浅田次郎 1951年 東京都出身
趣味は読書と言う程の生粋の小説家。
地下鉄(メトロ)に乗ってで吉川英治文学新人賞、鉄道員(ぽっぽや)で直木賞、壬生義士伝で柴田錬三郎賞、終わらざる夏で毎日出版文化賞など、勲章が一杯の老兵って感じの作家さんだ。
説教の枕詞は『俺たちの若い頃は・・・』なんて、歳をとると説教したくなるもんだ。
小説の中に記された説教的文章を、浅田先生自身がチョイスしているエッセイかと思ったが、編集者が抜き出したものみたいでガッカリだった。
余程の浅田マニアには、それはそれでタマラナイんだろうけど、私には刺さらなかったな。
水木しげる ほんまにオレはアホやろか
■水木しげる 1922年大阪生まれ 鳥取県境港育ち 2015年没 93才
ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるの自伝。
勉強しない学生時代、太平洋戦争に従軍、紙芝居や貸本の作家時代と最初から最後まで苦労の連続。しかし、『食べて寝てマンガを描いていれば何とかなる』と水木先生は楽観的だ。
ゲゲゲの鬼太郎のヒットで生活は楽になったのだろうが、そこの声も小さく謙虚なんだよね。
■総員 玉砕せよ! 1973年出版
水木しげる自身が従軍した、ニューブリテン島のセントジョージ岬だ起こった戦いの話。 90%は事実と述べている。
太平洋戦争終結から81年。
当時の兵役法で20歳で徴兵された人は、すでに100歳を超えている。
戦争経験者の記憶として、読んでおきたい1冊。
本来、サイクリングコースなど、自転車ライフを紹介するブログなんやけど、なかなか走りに行けないので、晴耕雨読の読書レビューでお茶を濁しておく。
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