『アニキ』と呼べる人に憧れる。
それは、すごく近いのにいつまでも追いつけない、憧れの人ってイメージだ。
本でしか知らないんだけど、沢木耕太郎さんは私にとってアニキってイメージなんだ。
沢木耕太郎さん。
1947年生れ、75歳。東京都出身。
小説家、エッセイスト。
深夜特急 沢木耕太郎
深夜特急は1986年と1992年に発行されたノンフィクション小説。
沢木さん自身が26歳の時に、インドからイギリスのロンドンまで、バスを乗り継いでユーラシア大陸を横断した時の紀行小説だ。
初めて読んだのは、けっこう大人になってからだったけど、読み進めながら私も旅をしている気分になった。ヨーロッパの南西端、大西洋に突き出たサグレス岬にたどり着く下りでは、自分もやり遂げた気持ちになったもんだ。
朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード
4月3日より、TBSラジオで『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』の放送が開始されている。
かつてバックパッカーのバイブルと言われた、深夜特急を斎藤工さんが読み進めてくれるのだ。
ラジオを聞くなんて、何年振りだろう?
探してみたけど、我が家にはラジオが無かった。
でも、今はスマホで聞けるんだな。
本棚の奥から出してきた深夜特急も、久し振りに聞くラジオも、懐かしい気分にさせてくれる。楽しい時間の過ごし方を新しく見つけた気分だ。
オン・ザ・ロード ジャック・ケルアック
1992年の深夜特急の発行後、2008年にはバックパッカーに向けたテキストの様に『旅する力 深夜特急ノート』が発行された。
若者が旅に出る事を後押しする様な内容になっていて、私も旅に憧れる一人になっていた。
ラジオの公式サイトでは、『旅する力』の巻末に出てくる『旅に出よう。気をつけて、だけど恐れずに』がキャッチコピーになっている。
でも私は『旅に教科書はない、教科書を作るのはあなたなのだ』の方が気に入っているけどね。
ラジオ番組のタイトルは『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』で、深夜特急の朗読なのにオン・ザ・ロードって言葉が足されている。
これは世界中のバックパッカーから支持されたJack.Kerouac(ジャック・ケルアック)のON THE ROADに敬意を表してタイトルを決めたんじゃないかな?
ジャック・ケルアック、1922年アメリカ国マサチューセッツ州生まれ。
25歳の時にアメリカ大陸横断の自動車旅を行い、その経験を元にした小説オン・ザ・ロードを1957年に発行した。
2013年には映画化もされている。
男の子なら誰でも、旅に出て成長するロードムービーに憧れるんじゃないかな?
その旅って、自分の足で前に進むって事なんだと思う。
だから、『オン・ザ・ロード』=この場所からって意味がピッタリくるような気がする。
かってにオンザロードのイメージソング選出
私のオン・ザ・ロードの勝手なイメージ曲
もちろん、浜田省吾さん
ON THE ROAD 1982年
※個人的には、路地裏の少年が一番好き
中村あゆみ 翼の折れたエンジェル 1985年
※真夜中にラナウェイと悩むところ
フラワーカンパニーズ 深夜高速 2004年
※自分にもオン・ザ・ロードに憧れた頃があったと思わせる一曲
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