2月27日

 

2月から3月にかけて、滋賀県内の12の市町で趣向を凝らした『ひなまつりイベント』が開催されている。

今日は湖南エリアのひな祭りイベントを訪ねてみる。

 

 

 

 

  朝鮮人街道をサイクリング

 

彦根市から野洲市へ向かうには、琵琶湖沿いの湖岸道路か、国道8号線と並行する旧中山道が一般的なコースだ。

しかしいつも同じ道じゃつまらないので、今回は400年前に利用されていた『朝鮮人街道』を辿る事にしよう。

 

元は織田信長が安土城下を経由し、岐阜から京都へ通じる道として整備した、彦根道や京道と呼ばれた街道。

中山道の鳥居本宿から彦根城下を通り、安土、八幡を経由して野洲宿で中山道に合流する約41kmの脇往還で、平安時代から明治時代まで朝鮮通信使が通った事から『朝鮮人街道』と呼ばれる様になった。

 

現在の県道2号線(大津能登川長浜線)が旧街道に該当するけど、農地や住宅地の整備や道路の付け替えなどで、当時の街道を全て見つけるのは難しい。

また、交通量も多く路側帯が狭いので自転車では走りにくい道でつまらない。

 

彦根城京橋交差点よりスタートし、車が少なく旧街道の雰囲気の道で安土へ。

信長の造った安土の町から野洲へは、朝鮮人街道は分かりやすい。

 

近江八幡では『ひいなのほほえみ展』が開催中。

有料なので見学しないけどね。

会場の近江八幡市立資料館や旧伴家住宅前の京街道が、かつての朝鮮人街道。

 

 

江戸時代の朝鮮通信使の来日は12回あったそうだ。

農村地帯や集落の中の道を、500人ほどの行列が通ったんだって。

 

 

近江八幡市十王町周辺にも、朝鮮人街道の案内看板が設置されている。

 

野洲市の市街地では、おそらく線路を渡るこの道が旧街道と思われる。

 

野洲市小篠原で、中山道と朝鮮人街道が合流。

県道2号線は自転車では走りにくいので、適当な裏道を混ぜながら走ると面白いと思う。

 

 

 

  びわ湖のひな人形めぐり 守山市

 

中山道守山宿のうの家は、元内閣総理大臣宇野宗助の実家。

江戸時代末期の造り酒屋の建物を、カフェに改装している。

 

それほど古そうにないので、宇野家に伝わるひな人形かどうかは分からないひな飾り。

 

ひな人形より目を引いたのは、所ジョージさんの番組で紹介された古い金庫。

開封済みって事だったけど、中は見れなかった。

 

金庫税課税登標だって。昔は金庫を持つのに税金が掛ったのか。

賦課市町村名に守山町と所有者の宇野〇〇と読める。

 

 

  びわ湖のひな人形巡り 栗東・湖南・竜王

 

ランチは道の駅アグリの郷栗東のベンチで総菜パンを食べる。

ココって、新幹線に一番近い道の駅なんじゃないかな?

遊びに来ていた男の子と、何本も通り過ぎる新幹線を眺めた。

 

既にイベントは終了しているが、栗東市のひな人形イベントは『和中散本舗』が会場だった。

旧東海道沿いにある国の史蹟で、屋号は是斎屋。

江戸時代のるるぶとも言える、東海道名所図会で紹介される胃薬を販売する商家だった。

なかなか見学できる家屋ではないので、来年もイベントがあれば訪ねたい。

 

湖南市の柑子袋まちづくりセンターでは『東海道ひな人形展』が行われていた。

平日の午後なので、多くのお年寄りが見学に来ていたな。

 

竜王町の『竜王のひな人形めぐり』の会場は竜王町公民館。

ココでは吊るし雛がたくさん飾られていた。

 

 

ひな人形めぐりイベントをしている市町では、JAFのびわ湖のひな人形めぐりスタンプラリーのチェックポイントにもなっている。

観光資源の乏しい市町に県外からのお客さんを呼び込むには、いい企画だと思うな。

 

 

 

  今日の寄り道  旧中川煉瓦製造所ホフマン窯

 

近江八幡に残る旧中川煉瓦製造所のホフマン窯に立ち寄った。

1916年頃に建てられたホフマン式輪窯で、国内に4か所しか残らない登録有形文化財だ。

これはマイ土木遺産に登録決定だ。

 

 

 

朝の気温は3℃、日中の最高気温12℃で、ウインドブレーカーを脱いで走れた。

約106km走行。

 

朝鮮人街道をトレースするおススメルートはコチラ

中山道鳥居本宿から中山道野洲宿の約43km

 

 

 

 

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