本来、私のブログは『旅をコンセプトにしたサイクリングブログ』がテーマなんだけどな。
最近は昨年6月に再発した病気で入退院を繰り返す闘病生活で、殆ど外出もできずに本やビデオオンデマンドのレビューでお茶を濁している。
今年の入院回数はすでに10回で延べ81日間、退院後の自宅療養もそれと同じ位の日数の療養生活が続いている。
最近の変化は10月に地元の市立病院から滋賀医科大学付属病院に転院する事になったのが快気に向けての明るい話題。
医大病院に先行して5日間の検査入院をしてきたが、病室の窓からは隣の病棟が邪魔で、残念ながら景色はイマイチ。
ご飯もお粥さんに『のりたま』ってセンスは、ちょっとなぁって感じ。
ここは海苔が欲しいところでしょ。
でも、本がたくさんあったのは、ちょっと楽しみではあります。
ヨシタケシンスケ 『欲が出ました』
8月中に兵庫県の市立伊丹ミュージアムで開催していた『ヨシタケシンスケ展かもしれない』に行けなかったのが残念だった。
入場はネットでの事前予約だったので早々に手配したんだけど、緊急入院もあって2回も日程変更したけど、期間中に外出する事は叶わなかった。
ヨシタケシンスケさんは、1973年神奈川生れの絵本作家でイラストレーター。
たしか、『おしっこちょっぴりもれたろう』で名前を知ったのだったと思う。
彼の名前を覚え、本を買う事になったきっかけは顔写真が私の学生時代からの知人にそっくりで、すごく親近感を持ったから。
もちろん赤の他人だけれど。
■欲がでました 2020年発行 ヨシタケシンスケ
ユニークな彼の世界観にクスッと笑ってしまう。
細かな日常の中に面白いものがあり、それに気付くと小さな元気が出たりする。
ちょっぴりオドオドして、ちょっぴりネガティブな作者の性格が伝わるエッセイとイラスト。
■ものは言いよう 2019年発行 ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケさんって、こんな人だよって解説される一冊。
もっと『ヨシタケシンスケ』を知りたいとホームページを覗いてみた。
検討の為の、準備期間なんだって。
年内のヨシタケシンスケ展は、11月20日までひろしま美術館で開催中。
その後、愛知県の松坂屋美術館でも予定しているそうだ。
9月の雑読 東野圭吾
そういえば、私は東野圭吾を余り読んでいない・・
長編が多いイメージだからかな?
東野圭吾 1958年大阪生まれ。 2006年、容疑者Xの献身で直木賞を受賞。
■パラドックス13 2009年発行 東野圭吾
13時13分13秒。町から人が消えた。
残された老若男女の13人は地震や嵐で崩れてゆく都心でどのように生き残る手段を取るのか?
倒壊したビルや崩れた道路を進む事のできない老人が、
『自然の中にバリアフリーは無い。今の高齢者は元気で何処へでも行けるのは、福祉として設備を整えたからだ。
本当のバリアフリーは、人の手助けだ。
しかし、社会は人と関りを持たなくてもいい国作りをし、一人で生きる高齢者を増やす間違った高齢者社会を作ってしまった。』と高齢化社会をチクリと刺す。
■ナミヤ雑貨店の奇蹟 2012年発行 東野圭吾
それは、サザンオールスターズの『いとしのエリー』が流行っていた頃。
町の外れのナミヤ雑貨店で、悩み相談を聞いてくれるとの噂話があった。
最初は、子供のイタズラの様な内容だったのだが噂を聞いた人たちが悩みをポストに入れる様になった。
とても心が柔らかくなるストーリー。
2017年9月公開で映画化された。出演は山田涼介、西田敏行、尾野真千子、林遣都、門脇麦。このキャストで不愉快な映画な訳がない。
9月の雑読
■起終点駅(ターミナル)2012年発行 桜木紫乃
桜木紫乃さんは、1965年 北海道釧路市生まれ
作者の出身地である北海道の道東エリアが舞台の6話の短編集。
過疎によって縮小した町の描写のせいだろうか?年齢を重ねた男女に起こる悲哀の物寂しさ感じる。
2015年11月公開で映画化されている。
出演は佐藤浩市、本田翼
■キャロリング 2014年 有川浩(ひろ)
キャロリングとは、クリスマスの頃に聖歌隊が近所の友人宅を訪ねて聖歌を歌って回る事。
年末に廃業するアパレル会社に勤める社員に起こった事件。
親のDV、親の離婚、親の借金と子供にとっての不幸とは?
不幸でない人は人の不幸について慰める事はできないのだ。
■ぼくは明日、昨日のきみとデートする 2014年発行 第3回京都本大賞
七月隆文 1976年大阪生まれ
タイトルがキーワードになるSFミステリ、もちろんネタバレさせる訳にはいかない。
僕と彼女の思い出はすれ違っていく。その事が悲しく心が痛む。
2016年12月公開で映画化。出演は福士蒼汰、小松奈々。
最近見たビデオオンデマンド
■イーディ、83歳 はじめての山登り
2020年1月公開。出演:シーラ・ハンコック
30年間、夫の介護に明け暮れたイギリスの老婦人。
夫が亡くなって、私には何が残ったんだろう?と希望を見いだせない日々が続く。
『何も遅すぎる事はないさ』の言葉に、若い頃憧れたスコットランドのスイルベン山への登山を思い立った。
撮影時のシーラ・ハンコックは実際に83歳だった。
■ザ・サークル 2017年11月公開
出演:エマ・ワトソン、トム・ハンクス
憧れていた世界最大のSNS企業『サークル』に入社したメイ。
アカウントによって、年金や健康管理や選挙権など個人の情報は管理されようとする世界。
町中に設置されたカメラによって、行方不明者が数分で見つかるプライバシーのない世界。
そして、みんなにスマホのカメラを向けられる事の恐怖。
それは未来の世界の事ではない。
■ポリス・ストーリー/レジェンド 2014年6月公開
出演:ジャッキー・チェン、ジム・ティエン
過去のコミカルなポリス・ストーリーとは違う。
エンドロールのNGシーン以外で笑顔を見せないジャッキー・チェン。
キレのあるカンフーシーンはなく、終始倉庫を改装したクラブ内でストーリーは進む。
事件の真相を暴く、サスペンスだ。
滋賀医大病院へ転院して、10月に手術の予定。
約1カ月の入院となりますので、ゆっくりと療養してきます。
年内にはサイクリングブログが書けるようになりたいな。
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