12月12日

彦根サイクリングクラブの12月定例サイクリングは、近江鉄道の八日市駅が集合場所だった。

私は退院後のリハビリサイクリングのつもりなので、近江鉄道のサイクルトレインで集合場所へ向かう事にする。

 

ニュースで紹介していた新しいラッピング列車の『近江十景とれいん』号を高宮駅で発見。

近江十景って初めて聞くけど、近江鉄道を利用してその十景を訪ねるサイクリングもアリだと思う。

 

近江鉄道ミュージアムと旧飛行場線廃線跡

下車した八日市駅構内の近江鉄道ミュージアムを見学。

近江鉄道は1896年(明治29年)に旧彦根士族と近江商人が中心となって開業した滋賀県で一番古い私鉄。親会社は西武鉄道。

 

ツタの絡まる疑洋風建築のレトロな駅1922年建築の新八日市駅。

この駅から陸軍八日市飛行場へ分岐していた旧湖南鉄道の廃線跡を辿る。

 

『古い方の駅が新八日市駅ってこれ如何に』っておやじギャグ。

1930年に開設された飛行場線の廃線跡は、わずかに遊歩道として残っている。

 

飛行場線終点の飛行場駅跡(後に御園駅と改名)に飛行第3連隊の正門跡の碑が建っている。

 

 

布引焼窯元見学

大阪万博で岡本太郎さんがデザインした太陽の塔の後ろの黒い顔の陶板を制作した小嶋太郎さんの窯元。

ギャラリーを見学させて頂いた。

 

七彩天目と呼ばれる絵付けの技法で描かれた青や緑の色彩がやさしい。

陶板の作品に興味津々。

 

フクロウをマスコットとした作品が多い。

冬から春のはじめ頃になると、窯元に隣接する近若松天神社の雑木林から、夜になるとフクロウが鳴くのだそうだ。

 

■愛知郡愛荘町散策『愛知川ふれあい本陣』

旧中山道沿いのレトロな建築物は伊藤忠商事・丸紅の創業者の伊藤忠兵衛ら近江豪商らによって、1926年に設立された旧近江銀行。

今は改装され観光案内の施設になっている。

今回は敷地内の『なごみカフェ』でランチを頂く。

 

近江上布伝統産業会館 ゆめまちテラスえち

建物は1922年建築の旧愛知郡役場。

現在は近江上布について知る事の出来る施設になっている。

※上布とは麻織物の事

 

滋賀県の経済産業省指定の伝統的工芸品は、近江上布・彦根仏壇・信楽焼の3つ。

近江商人が主に扱っていた、近江上布について織の実演や商品を見させて頂いた。

 

 

愛知川びんてまりの館

ガラス瓶に、口より大きな手毬を入れた瓶細工の愛知川びんてまりは、滋賀県の伝統的工芸品。

開催中の展示会も見学。

 

手毬の細かな刺繍はもちろん、瓶の中に毬を入れる作業は大変だろう。

 

15時頃に近江鉄道愛知川駅をゴールとした。

駅前にはびんてまりのポストが設置されている。

 

約20キロのサイクリングは、リハビリの私にはちょうどよく、見学場所も興味深く楽しい一日だった。

夕方の気温が急に下がる冬型の気候の時は、16時までに終了するのがいい。

近江鉄道のサイクルトレインに揺られて帰路につきました。

 

 

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