11月11日

 

大分県佐賀関から愛媛県三崎までの豊後水道を横切る国道九四フェリーは、国道197号線の海上区間になっている。

1日16便もあって、乗船時間は70分と九州と四国の移動に便利な航路だ。

 

大分側から9時便のフェリー『速なみ』で四国に渡る。

料金は125CC以下のバイク代金を含めて2460円だった。

 

フェリーに乗り込む時の重機的な感じや、油の匂いにワクワクする。

 

愛媛県側の佐田岬(さだみさき)半島は四国の最西端で、爪楊枝みたいに細長い半島だ。

付け根の八幡浜市から岬まで50キロも突き出ていて、海岸線には国道が整備されるまで船でしか行けない集落が多く、昔は陸の孤島だったそうだ。

 

船上から佐田岬灯台を眺めていると、三崎港から出港した『遊なぎ』とすれ違った。

 

三崎港は道路の整備やフェリーの増便等で利用客が増えたのだろう。

立派な観光センターが出来ていて、以前の静かな漁村のイメージではなくなっていた。

 

佐田岬半島の先っちょまで15キロ程を走ってみた。

駐車場から灯台までは遊歩道を1.8キロだが、にわか雨もあって今日は諦める。

 

向こうは大分県。あいだの豊予海峡は潮の流れが川の様に早い。

ココでとれるアジやサバは、大分では関アジ、関サバ、愛媛では岬アジ、岬サバと呼ばれて地域ブランド化されている。

 

かつては陸の孤島と呼ばれた地域の生活を覗きたくて、脇道に入ってみた。

2005年に閉校となった正野小学校は、四国最西端の小学校だっただろうな。

 

ブリ仁やタコ祥平って魚と生徒の名前を合わせたあだ名?が楽しい。

ある年度の卒業記念だろうか?

 

リアス式海岸の生活道路は海岸線にはなく、高台のみかん畑と港の集落とのアップダウンが何度も繰り返される。

 

九四フェリーの新造船『涼かぜ』が行く。

 

細い尾根が続く佐田岬半島なら、山のてっぺんから右にも左にも海が見られる場所があるんじゃないかなとか想像する。

 

松山方面へ向かう国道197号線から国道378号線はきれいに整備されていて快適な海岸線コースだ。

夕やけこやけラインと呼ばれるほど、きれいな夕日で有名だ。

でも今は前方に雨が降ってるのが見えてしまっているので、テンションが上がらない。

 

JR下灘駅は、無人駅と海の景色の映えスポットとして、めっきり観光客が増えちゃった。

以前は、ベンチで地元のおじさんとおしゃべりが出来るほど閑静な駅だった。

 

自転車の四国一周では海岸沿いの国道378号線を通る事が多いので、立ち寄ることの少ない内陸部の内子へ寄り道してみる。

雨の山越えとなる県道54号線や243号線の狭小路にビビりながら安全運転で行く。

 

内子は江戸時代には松山城と大洲城を結ぶ大洲街道沿いの要地で、和紙や木蝋で栄えた町だ。

八日市護国地区は、地元の黄土と白漆喰を混ぜた浅黄色の土壁の商家が残る重伝建地区。

 

 

1916年大正5年建築の内子座は、地元の娯楽施設として有志の出資で創建された現役の芝居小屋。

国の重要文化財だ。

 

雨で冷えた体を温泉で温めようと、道後温泉本館に行くが平日にも関わらず列が出来ている。

道後温泉本館は国の重要文化財で近代化産業遺産に登録されている木造建築なんだけど、2022年1月まで保存修理工事中で、霊の湯(たまのゆ)だけで営業しているので混んでるんだな。

諦めて宿のシャワーで我慢した。

 

松山市内に投宿 189キロ走行

 

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