10月5日

スーパーカブを譲ってくれた長男が、カブで1日に400キロ走った事があるというので、真似してみたくなった。

400キロと言えば、能登半島一周を2泊3日で走るサイクリングイベントと同じ距離だし、半島の先っちょを目指すのって旅っぽいので今回のカブ旅の目的地は能登半島一周って決めていた。

 

金沢から出発する前に立ち寄ったひがし茶屋街は、重要伝統的建造物群保存地区。

今年の6月にサイクリングで来た時に、次回は夜に訪れたいって思ったのを忘れてて、また朝に来ちゃった。

 

千里浜なぎさドライブウェイのロケーションの良さにホホが緩みっぱなし。

私には珍しく、家族LINEに画像を送ったほどテンションが上がった。

このワクワク感は、年甲斐もなく湧き出す冒険心か?

 

日本人ライダーとして、初めてパリ・ダカール・ラリーに出場した風間深志さんが主宰するSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)の今年の開催期間が10月2日から17日なので、能登半島では多くのSSTRゼッケンを付けたオートバイを見かけた。

東の海で朝日を見て、その日の夕日をこの砂浜で見るってツーリングにすごくロマンを感じる。

 

羽咋市から能登半島を一周する国道249号線を北上する。

 

旧福浦灯台は1876年に設置された日本最古の西洋式木造灯台。

 

能登半島の道の駅は駐輪スペースが広いなど、バイクライダーに対して優しいと感じる。

SSTRのお陰もあるだろう。

こんな看板もライダーに対するおもてなしなのだと感じた。

 

最近、重伝建に登録された江戸幕府天領の黒島集落。

北前船の船主の住居区で、黒い瓦に板塀の住宅が密集する風景。

 

メインルートの国道249号線から県道38号線で目指したのは、海沿いの大沢集落。

冬の季節風、夏の日差しから住宅を守る高さ5mの竹垣が各家に施された間垣が奥能登ならではの風景だ。

 

日本海に面する険しい海岸線の西保海岸。

 

輪島は大きい町で、私もカブも燃料補給。

ココから能登の先っちょを目指す海岸線ルートは景色も良く走りやすい。

 

日本の棚田百選の白米千枚田。

 

揚浜式塩田。太陽と風で蒸発させる天然の製塩法は400年の歴史あがある。

 

能登半島の先っちょは、禄剛崎灯台。

目の前の海の先はウラジオストクだ。(772キロ先なんだって)

来た事に満足していたが、予定している400キロの半分しか走っていないんだった。

 

能登半島の先っちょを走っていたのと鉄道が廃線になったのは2005年。

当時の終着駅だった蛸島駅近くには、NT100形気動車が今も停車中だ。

 

能登半島国定公園を代表する観光スポットは見附島。

 

奥能登のエリアは陸の孤島化してるんじゃないかと思ったが、観光客が意外と多い。

現在は穴水から里山空港、珠洲までの約50キロは高規格道路として整備されており、交通アクセスが改善されている。

珠洲道路と呼ばれる県道26号と県道57号を気持ちよく流して、高級温泉地の和倉温泉に立ち寄った。

 

和倉温泉のナトリウムカルシウム塩化物泉の効能は筋肉痛や関節痛の緩和なので、このお尻の痛みも和らげてくれるだろう。

 

いつかは日本一の旅館と言われる加賀屋に泊まってみたいもんだ、と思いながら晩御飯は北陸企業のゴーゴーカレー。

 

ほぼ目標の388キロを走って、ゴールは富山県高岡市とした。

現地で宿を押さえて、家族に『旅に出ます。探さないで下さい』と連絡を入れる。

既読の文字を見て、明日の行き先を夢で考える旅の寝床。

 

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