滋賀県と三重県の間には鈴鹿山地があって、昔の山越えは険しい道ばかりだったんだろうな。
しかし、滋賀県近江八幡市と三重県桑名市をつなぐ現在の国道421号線の石榑トンネルが2011年に開通してから、中部圏の観光客をびわ湖に招く道となっている。
愛知川の扇状地が作る稲作エリアの永源寺町を、県境までスーパーカブで散策してみた。
永源寺は紅葉の名所でもある。
11月にもなれば、もっとドライブの車両も増えるだろう。
永源寺ダムは1972年竣工の重力式コンクリートとロックフィルの複合型ダムだ。
コロナ対策でダムカードの配布はどこのダム管理事務所も行っていないが、永源寺ダムでは事務所前にダムカードを持ち帰り用に用意してくれているのはありがたい。
流木の持ち帰りも、興味深い。
蓼畑(たてはた)集落の名産は、永源寺の精進料理だったこんにゃくと政所茶。
道の駅奥永源寺渓流の里は、2003年に廃校になった旧永源寺町立政所中学校の校舎を利用している。
たくさんの乗用車とバイクの殆どが中部エリアナンバーだ。
東近江市はとび太くんの出身地でもあるので、推しが強い。
とび太グッズも販売しているので、バイクに貼るステッカーを探した。
今日の目的地は、2011年に石榑トンネルが開通したことで廃道となった石榑(いしぐれ)峠だ。
峠は竜ヶ岳の登山口となっているので滋賀県側は車の通行もあるが、三重県側は道路の崩落によって通行できない。
近畿2大酷道と言われた所以は、石榑峠にある幅員2m制限のコンクリートブロックの為。
車幅2mって大人が手を広げた幅くらいしかない。
軽自動車のタントの車幅は1.45m、プリウスなら1.76m、アルファードなら1.85m、通るならミラーとブロックの間はこぶし一つ分しか隙間が無い事になります。
これが、国道だったんですよ。
峠から濃尾平野を眺めて、来た道を引き返す。
実際には三重県との行き来は難しく行き止まり同様だった昔の国道421号線も、トンネルの開通で集落の様相が大きく変わった。
道の駅やキャンプ場などで信じられないくらい訪れる人が増えて、村おこしが出来ていると感じた。
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