3月29日
青春18きっぷを使って輪行サイクリングに出かけよう。
移動時間は3時間位で、運賃2500円以上なら18きっぷのお得感があっていい。
神戸からは山陽本線に乗りやすいので、ついつい岡山方面へ出かけちゃう。
片上鉄道跡の自転車道『片鉄ロマン街道』を走るなら山陽本線の和気駅が最寄り駅なんだけど、一つ手前の吉永駅で下車した。
江戸時代初期に岡山藩主の池田光政によって開設された閑谷学校に立ち寄りたかったから。
備前焼きの本瓦葺入母屋造の講堂は国宝だ。
内部は漆塗りの床がピカピカに光っていて、今までどれだけの人の尻で磨かれたんだろうなんて考えちゃう。
一番の目的は明治時代の私立閑谷黌(しづたにこう)時代に建てられた本館の見学だ。
設計は岡山県建築技師の江川三郎八さんによるもので、1905年の建築で有形文化財に登録されている。
江川式擬洋風建築は左右対称のルネッサンス風で、玄関回りの装飾やハーフティンバーなどが特徴だ。
備前市の赤穂線西片上駅から片鉄ロマン街道を走りだす。
片上から吉井川に沿って、柵原鉱山まで約34キロの路線だった旧同和鉱山片上鉄道が廃止されたのは1991年。
2003年に自転車道として整備され、人気のコースになっている。
岡山県に来たら、キムラヤのパンで休憩だ。
県内に150店舗を展開するケンミンショー的なお店。
滋賀県長浜市にある、ツルヤパンのサラダパンを真似たたくあんサラダロールを販売しているけど、今回はもっと攻めた高菜サラダロールやザーサイサラダロールを発見した。
自転車道沿いにはお花が植えられ、作りっぱなしの自転車道の感じはない。
公道との交差点では自転車を優先してくれるし、地元の人たちの認知の高さを感じる。
自転車道の休憩所として改修されているかつての駅舎は、地元の人たちも集まる場所だ。
天瀬駅では、おばあちゃんたちがホームに敷物をしてお茶会中。
苦木駅では、近所の老夫婦が桜の下でおにぎりを食べていた。
電車は走らなくても、鉄道があったことが生活の中に残っているんだな。
廃線跡の自転車道には空き家が多く見られる。
かつて石垣の上の家の桜の下には、その家の物語があった事を勝手に想像しちゃう。
終点は旧吉ヶ原駅。
地元や保存会の人たちによって、駅舎も車両も保存されている。
片上にも吉ヶ原にも駐車場があるし、輪行でも和気駅を利用すれば走り出しやすい。
吉井川に沿って景色もよく、何よりよく整備されていて気持ちのいいサイクリングコースだと思う。
途中の駅舎のホームで、お弁当を広げて欲しい。
県道27号線で赤磐市に向かう。
旧赤坂高等尋常小学校も1910年建築の江川式擬洋風建築だ。
岡山県内に残る他の江川三郎八建築はコチラ
岡山駅まで走ってゴールとした。
約100キロ走行
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