六甲山を歩き始めたのは、丁度一年程前からだ。

以前から山歩きに興味はあったけど、一人でも続けられたのは、神戸に住み始めて山が近くにあるって環境が一番の要因だと思う。

 

神戸市から宝塚市まで連なる山塊の総称が六甲山で、東西に歩く六甲山縦走ルートや南北なら有馬温泉への六甲山越えなど、たくさんのコースがあるし、それぞれのレベルに合わせて歩くと安心だと思う。

以前、芦屋から六甲山最高峰を経由して魚屋道で有馬温泉へ行ったことがあるので、今回は違うルートで有馬温泉を目指すことにした。

 

JR住吉駅をスタートすると、目指す六甲ガーデンテラスが見えている。

コース沿いの住吉川は山頂付近を水源として短く急流な川で、この水が灘の清酒造りに欠かせない。

 

崩れやすい花崗岩による土石流被害も多く、最も大きかったのは、1938年7月に住吉川で起こった阪神大水害。

六甲山の川筋には多くの砂防ダムがあるけれど、最大規模の五助堰堤は登録有形文化財だ。

 

五助堰堤から住吉道ルートで六甲山最高峰を目指すコースもあるが、今回は石切道登山口から六甲ガーデンテラスを目指します。

 

切り出した花崗岩を運んでいた石切道。

石材は御影から船で運ばれた為、御影石って呼ばれる様になったんですね。

 

石切道登山口の分岐から六甲ガーデンテラスまで、急坂だし距離も長い。

結構しんどいみちだけど、ゴールが見えると少し元気になる。

 

 

JR住吉駅から3時間半、五助堰堤から2時間かかってガーデンテラスに到着。

ベンチに座っておにぎりのランチタイム。

東灘区の六甲アイランドが下に見える。ここまで直登してきたのなら、そりゃしんどいよな。

 

 

有馬へは極楽茶屋跡から番匠屋畑尾根を湯槽谷山へ向かい、有馬三山を縦走する4.4キロのコース。

 

杉や松の落ち葉が積み重なり、クッションはいい道だけど急な登り下りが続き荒れているので慎重に歩かなければならない。

上から音がすると思ったら、有馬六甲ロープウェイが通過した。

 

湯槽谷山(ゆぶねたにやま)標高801m

この山の木で有馬温泉の風呂桶を作った事が名前の由来だとか。

 

灰形山、標高619mを通過し、更に道が険しくなった。

急な登り下りにパンパンの太ももと荒れた道の為か足首も痛い。ガイドマップの有馬まで約2時間のコースタイムに『歩けるかな?』ってちょっぴり不安になる。

 

時々下に見える有馬温泉街に最も近い落葉山(標高526m)からは、妙見宮の舗装路となっていてあっけなく有馬温泉に到着できた。

後は今日の目的である日本三古湯の有馬温泉に入るだけだけ。

外湯は湯の茶色い塩化物泉の金泉と透明な炭酸ラジウム泉の銀泉があるけど、今日は筋肉痛に効果のある銀泉がいいだろうな。

 

全国的に緊急事態宣言が解除された3月21日以降は観光客も増えてきているようで、温泉街では桜や街並みのライトアップイベントをしているようだ。

暗くなるまで散策してると、湯冷めしそうだったので神鉄有馬温泉駅に向かった。

 

12.3km ↑1291m

 

 

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