11月30日
輪行袋を解いたのは、JR加古川線の厄神駅。
ココから分岐していた三木鉄道が廃線となったのは2008年の事。
レールは撤去されているが、緩い勾配の築堤に石積みの橋台とか廃線跡の風景は残っている。
今日は三木鉄道廃線跡を辿るサイクリング。
旧三木鉄道は厄神駅から三木まで6.6キロの路線で、そのうち旧下石野駅から旧三木駅までが『別所ゆめ街道』として遊歩道化されている。
旧石野駅跡と旧別所駅跡にはトイレのある休憩所もある。
終点の旧三木駅跡は三木鉄道記念公園として整備されていて、当時の駅の雰囲気っぽい建物の資料館もある。
しかし、これだけ整備された遊歩道なのに『自転車通行禁止』なのがとても残念だ。
なにか事情があるんでしょうが、個人的には観光資源として自転車道に活用して欲しいと思う。
三木の町は姫路からのひめじ道、明石からのあかし道、丹波への東條道、有馬温泉への湯の山道の四街道が交差する交通の要地でした。
旧街道に残る古い商家の看板が『のこぎり』なのは、三木は鍛冶屋の町として金物産業が有名だったから。
戦国時代の三木城跡にある市立金物博物館で、三木金物が播州三木打刃物として国の登録有形文化財とされた説明がある。
中でも私がストライクだったのは特に60才以上の方には懐かしい、『肥後守(ひごのかみ)』の展示。
肥後守って三木市の金物組合の登録商標なんだって。
旧街道の寂れた商店街にある『なめらかフェ』
ボランティアのお年寄りが、おうどんやおにぎりを食べさせてくれる。
三木の歴史や観光案内は、ココで地元スタッフから聞くのがいいと思う。
県道38号線で志染川遡り、土木遺産の御坂サイホン橋を見に行く。
酒米山田錦の一大産地である加古台地への引水の淡河川疎水工事は1891年の工事だった。
志染川の上流は呑吐ダムとダム湖のつくはら湖。
つくはら湖畔の神出山田自転車道は、枯葉とどんぐりを踏む音が心地いい。
今日のお土産はミニ肥後守と呑吐ダムのダムカード。
どちらも男の子の好きそうな物だと思うんだけど、どうだろう。
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