【日本脳炎】
これは皆さん聞いたことあるでしょう
日本脳炎は中国などの国で流行していることがあるので、意外と要注意な感染症です。
では、今回もはじめていきましょう
●感染の可能性のある地域
日本、韓国、中国、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ネパール、バングラデシュ、インド、スリランカ、パプアニューギニア、台湾、ブルネイ、パキスタン、シンガポール、米領グアム、米領サイパン、オーストラリア(クイーンズランド州北部)、ロシア(極東部)
極東を含む、東南アジア、南アジアの地域に特に危険性は高いです
日本からの旅行者が多い地域なので、要注意ですね
世界的には年間3~4万人の日本脳炎患者の報告がありますが、
日本と韓国はワクチンの定期接種によりすでに流行が阻止されています。
●どうやって感染するの?
フラビウイルス科に属する日本脳炎ウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です
・・・
なんか難しい
ウイルスを持っている蚊がヒトを刺したことにより感染します
ウイルスの媒介蚊は、主にコガタアカイエカ(コガタイエカ)で、日本をはじめ多くのアジア諸国に生息しています。
●症状
感染しても日本脳炎を発病するのは 100~1,000人に1人程度で、大多数は無症状に終わります。
日本脳炎の潜伏期は6 ~16 日間です。
高熱、頭痛、嘔気、嘔吐がみられます。
次いで、意識障害、けいれん、異常行動、筋肉の硬直などが現れます。
重症例のうち50%が死亡するといわれ、生存者の30~50%に精神障害や運動障害などの後遺症が残るといわれています。
●予防
蚊に刺されないようにしましょう。
(ゆったりとした長袖のシャツ、ズボンを身につけ、できるだけ皮膚が露出しているところを少なくする。
蚊帳を使用する。虫よけ剤を使用する。などの対策を行ってください。)
・ワクチン
日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、国は日本脳炎の予防接種のご案内を行いませんでした
そのため
平成7~18年度に生まれた方は、平成17~21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがありますので、母子健康手帳などをご確認してください
25歳以上の方は初回接種から始めることをお勧めします(3回接種)。
もちろん、クリニックの先生と相談しましょう。
北海道生まれの方は定期予防接種として接種していない方が多いので、ワクチン接種が推奨されている渡航先の場合は、接種をお勧めします。
1回目 0日
2回目 1週間~4週間後
3回目 12か月後
抗体持続期間:(3回接種) 4-5年
●ワクチン料金
(1回料金)
日本:5000円~
バンコクスネークファーム:① 3回(0日 7日後 30日後) 3年 1回約800円
② (生ワクチン): 2回(3-12ヵ月後) 10年有効 1回約1500円
※日本製のワクチンと海外性のワクチンでは接種期間が異なるようなので、併用してもよいか不明です
日本で2回接種して、3回目はタイでと考えている場合は、必ずクリニックの医師に相談しましょう
ワクチンを接種できる病院は
http://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccination.html で検索できます(FORTHのHPへ飛びます)