A型肝炎 | 世界で泊まろう

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海外と旅が好きな管理人nimiが世界のホテルっ紹介と旅情報をお伝えするブログです

期の旅に心配なのが、病気や感染症ですよね

もちろん自分の身は自分で守ることが基本ですが、海外では日本にいたら意識する必要のない感染症があります。
入院したり、最悪の場合亡くなってしまうという危険性は全くないとは言い切れません。


海外旅行に行く際は、その地域で流行している病気やその症状を知り、早めの病院受診をおすすめします。

そして、その予防策を知っておくことが大切です。


そこで、今回からはしばらく長期旅行者のためのワクチン講座を開催します


まずはじめは

【A型肝炎】


A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)感染による疾患です。


日本にいたらあまり聞きなれないかもしれませんね

日本ではめったに感染することはありません。
HAVは糞便中に排泄され、糞口感染で伝播するので、 患者の発生は衛生環境に影響されやすいのです。
A型肝炎は発展途上国では蔓延していますが、先進国では上下水道などの整備により感染者は激減しています。
日本では50歳以下での抗体陽性者は極めて少ないのです。





ちなみに、A型肝炎が流行している地域の地図と表です



見てわかる通り、
インド、東南アジア、アフリカ、南米と幅広い地域で流行しています。


●どうやって感染する?
ウイルスに汚染された水や氷、野菜や果物、魚介類を生で食べることによって感染します。

●症状
ウイルスに感染した後、15~50日(平均28日)の潜伏期間をおいて、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日たつと黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)がみられます。
症状が軽い場合もありますが、重症の場合、回復するまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。
40歳以上では、感染した人の2%超が、また60歳以上では4%超の人が死亡するとされ、決して危険の低い疾患ではありません。一般に、小児が感染した場合、成人が感染した場合より軽症だといわれています。



●予防
・ 十分に加熱された飲食物を摂取しましょう 。
生水、氷、生肉、生野菜などから感染する可能性があります。
途上国では、瓶入りミネラルウォーターや、一度沸騰させたものを飲用しましょう。また、カットフルーツなども洗った水が汚染されていることがあるので、自分で皮をむいて食べる方が安全です。また、皮が傷んだものは食べてはいけません。
・食事の前には十分に手を洗いましょう。


・ワクチン
(
エイムゲン:日本で唯一認可されているA型肝炎ワクチン)
 1回目   0日
 2回目   2~4週間後
 3回目   半年後

3回接種することで5年間有効



(
HAVRIX:GlaxoSmithkline社製のA型肝炎ワクチンで、世界で広く使われているワクチン)

 1回の接種で1年間も効果が期待できる
 (渡航までに時間がない場合の選択肢にできる)

 2回目 半年から1年後に接種することで最大20年の効果


 (注意)
世界で普及しているA型肝炎ワクチンは、HAVRIX:GSK社 VAQTA:MERCK社 AVAXIM:Sanofi-Pasteur社 EPAXAL:Crucell   社です。
  これらはお互いに混合で追加接種が可能です。
  一方日本のワクチン(エイムゲン)は接種方法が異なるため、海外でA型肝炎ワクチンを受けた際、日本で追加接種をする事が出来ません。
  また、日本でA型肝炎ワクチンを受けた際も海外での追加接種がでません。


  2回目を海外で接種しようと思っている人は、
HAVRIXが接種できるクリニックを選びましょう


●ワクチン料金
 
 エムゲイン(1回):7000円~
 
 
HAVRIX(1回)   :12000円~

 バンコク(スネークファーム):1回 1200バーツ 約4000円

ワクチン料金は病院によって値段が違いますので、事前に電話等で確認することをおすすめします。






 
(抗体保有率が低い50歳以下の人・発展途上国に長期間訪れる方はワクチンを接種していきましょう)


ワクチン接種できる病院は
http://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccination.htmlで検索してください(FORTHのHPへ飛びます)