みなさんこんにちは!!
Joy in Manipurです。
今日も『インド北東部山岳部族に嫁いだ私』に来てくださってありがとうございます。
今日は長女と次女が通う学校について紹介したいと思います
マニプールの山奥標高およそ1000mの村に暮らす私達、有機農家である夫の収入は安定していません。ぶっちゃけ無に近いです
私も出産前は家庭教師などのお仕事をしていましたが、今は中断しています。今年はペイストリーのビジネスを始めたり、マニプールの気候や環境に合って価値がある新しい農作物を導入しようと試行錯誤しています
そんな低収入家庭の強い味方が、公立学校です。娘たちは今年から村にある公立学校に通っています。
インドの公立学校(=政府の管轄)は、入学金や学費も無し。制服も無料で配布されます。唯一、教科書はDistrictレベルの大きな街で各自購入しないといけません。
実はこの公立学校、インドのほとんどの州では学校として機能していないことで有名です。
インドでは、警察官や政府系の病院の医師などの公務員はとっても悪名高い職業で、何故かって、志願者は表向きは試験を受けるという形で実は賄賂を払ってその職をゲットしています。
インドの公務員はお仕事をしっかりこなさなくてもお給料が貰えることで有名で、特に都市で田舎の学校に赴任させられた人々は、必ずと言っていいほど赴任地の学校にお勤めに来ません
夫の実家村の公立学校(娘たちが通う学校)ももちろん同じ境遇で、この学校で実際に登録されている教師達はやっぱり学校に来ませんが、都市在住の彼らの代わりにこの地に暮らしていてそれなりに学のある彼らの親戚などがsubstituteとして児童に教えています。そして彼らには、実際に登録されている教師から給料の何割かが配当されています。
インドでは、公務員は生涯高給取りでラクしても普通に仕事しても同額のお給料がいただけるので人気の職業ですが、裏を返せば怠け者ばかりが集まり、サービスが全く向上しない彼らの職種にインド人も嫌気が指して来ているようです
ま、そんな公立学校ですが、長女は今年6歳になり、学校ではKG2に属しています。3歳になる次女は今年から学校に通い始めており、KG1にて勉強しています。長女はアルファベットも数字も200まで暗唱できていますが、次女はまだまだ教室でじっと座っていることも未だに難しく、いつの間にか外でお花摘みをしていたりするそう...
インドでは、KG1やKG2は小学校に上がる前の幼稚園のような感じと言いたいところですが、日本のようにお絵かきやお遊戯をしたり、先生がピアノを弾いてお歌を歌ったり、知育おもちゃや遊具で遊んだりなどといったことは一切せずに、アルファベットや英数字、果物や野菜、体の部位の名前や家族の呼び名などを覚えるといった、既に学力重視の色が出ていますさすが競争率の高いインドならでは
ただ、インパールやインドの大都市などでは、日本のような幼稚園スタイルのKG1やKG2もだんだんと増えて来ているようです
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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