みなさんこんにちは!Joy in Manipurです 。
ブログ『インド北東部山岳部族に嫁いだ私』に来てくださってありがとうございます。
今日のブログでは、2021年10月から12月中旬までクラウドファンディングで募集していた『インド北東部僻地に希望溢れる未来を。きのこ栽培で収入向上を目指す!』プロジェクトについてお伝えしたいと思います。
2022年4月より開始しました本プロジェクト、当初は2022年12月末までの活動予定でしたが、私共の諸事情により、2023年12月まで延長させていただき、2024年新年を迎える前にこちらが終了いたしました。
このプロジェクトがおよそ1年延長したことの原因として、まず、代表実行者である私が校長として勤めていた現地学校を管理統括する現地NGO団体から、2022年6月に解雇を勧告された結果、プロジェクト実施地を退去せざるを得なくなったからです。
退去後も、新しい居住地である夫の実家とプロジェクト実施地を行き来しながらプロジェクトを遂行して来ましたが、2022年6月下旬、プロジェクト実施地県の県庁所在地付近において集中豪雨による土砂崩れが発生し、主要道路である高速道路をかける橋が濁流に飲み込まれてしまった為、プロジェクト実施地への往来が不可能になってしまったこともプロジェクト期間延長の原因の一つです。
更に、2020年9月下旬には他州での雇用機会があり、マニプールを後にせざるを得なくなり、2022年内に本プロジェクトを終了させることが困難になってしまいましたこれにより本プロジェクトを2023年12月末まで延長しました。
...がっ!
もしかしたら日本の報道では取り上げられていないかもしれませんが、昨年5月初旬、マニプール州都インパールではコキ族とメイテイ族の衝突が勃発しました。これは英語ではManipur burning と言われているそうです。インパールでは、2023年は5月から連日の発泡と残虐行為により多くの教育機関や職場などの都市機能が閉鎖されたので、きのこの種菌を購入することが困難な時期がありました。
一番厄介だったのは、コキ族を攻撃するメイテイ族一般人のその残虐な行為を他の一般人がSNSなどに投稿しないように、マニプール州政府が州全域でインターネットを遮断したこと...確かこれは同年11月くらいまで続きました。マニプール農村部では新聞など出回っていないですし、ラジオやTVが主流なわけでもなく、やはりみんなスマホでいろいろな情報を得ているわけで...(多分これはインドのどこの農村でも同じことが言えると思います)このご時世にネット無しの生活はなかなか厳しかったです
よって、2023年のプロジェクト遂行もなかなか難しいものがありました...
それでも、本来のプロジェクト実施地のみならず、夫の実家村でも同プロジェクトを実施した結果、多くの村人達がきのこ栽培の知識技術を会得することができたことは良かったです👍
ただ、収入向上事業としてはまだまだ改善の余地があり、これからも続けていく意思のある農家さん達と学び、協力しながら継続していければいいなと思っています。
こうやって綴ってみるとやはり問題、というか障害がたくさん転がっているインド...
自分のNGOを持ってプロジェクトをガンガンやっていくのが目標ですが、それがどんなに難しいことか今回よーく分かりました
もっと経験を積んで、いろいろなオプションやプランを構想していくなど様々な方法でプロジェクトをこじらせないように阻止しないといけません
Manipur burningについてもまた記事にして綴っていければと思います。
みなさん、ここまで読んでくださってありがとうございました🍄
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