みなさんこんにちは、マニ子です!
今日もブログ『北東インド山岳部族に嫁いだ私』に来てくださり、ありがとうございます!
昨日から夫は某ダイレクトマーケティングの仕事の関係で夫の実家に行くということで、24日まで不在です。
育児に関しては夫が居ても居なくても、私の仕事量はあまり変わりませんし、逆に家事は、夫が居ないことで私の手間はかなり減り、ご飯もかなり手を抜いてしまうので楽です!おそらく、たくさんの主婦が同じように考えているでしょう
たまにはこういう日があっても良いですよね
さて今日のブログは、夫の実家に関連して家族の話をしたいと思います。
夫は、5人兄弟の一番上で、この5人兄弟のあと一番下に妹がいます。
夫の父、義父は義父も含めて4人の男兄弟が4人の女兄弟が3人の7人姉弟です。
ロンメイナガ族の文化なのか他の部族もそうなのかわかりませんが、、
こちらでは、自分の家族以外の親戚の家庭で料理や家事、農作業をする見返りに学校に通わせてもらうことがよくあります。
大概は、自分の家族にはお金がないので他の親戚家族に学校に通わせてもらうために家事や仕事をするということが目的です。
こういった話は、マニプール州に来てから初めて聞いたので、なんか、、古臭いというか、こどももかなり大変な思いをしながら生きているんだな〜なんて思いました。
私の夫も、Grade5(小学校5年の年齢)からGrade12(高校3年の年齢)を卒業するまで、彼の叔父さん(義父の1番下の弟)の家庭で様々な農作業をしながら食べさせてもらい、学校に通わせてもらっていたそうです。
まず学校から帰ってきて遅いランチをすませ、それから水牛を放牧したり、水牛の体を洗ったり
他には畑の雑草取りや、野菜の収穫など。
おじさんには持ち田んぼがあったので、彼の祖母(おじの母)と私の夫とで田植えから雑草取り、収穫までを任されていたそうです。
ちなみに、ロンメイナガ族は家庭で一番年下の息子が年老いた両親の世話を見る習わしがあります。夫が一緒に暮らした叔父は義父の兄弟で一番年下だったので、実母である今は亡き祖母も同居していました。
夫の叔父には男の子のこどもがいないので、夫に力仕事を任せたり、当時は2人の娘たちもまだ幼かったので料理、洗濯、家事など叔母を手伝う目的で、夫の他の従姉妹(義父の一番上の姉の長女)も一緒に住んでいたようです。
夫に言わせてみれば、彼の両親は学校関係のお金は全く出さずにその家に住ませたようで、夫の叔父家族には食費、学費などを払ってもらっていたから叔父家族からの仕事の要求はなかなか断れなかったと。
かなり肩身が狭い思いをしたと思います。
この仕事が完璧に終わったらギターを買ってあげるよとか、学校の成績がよかったら携帯電話を買ってあげるよとか、いろいろ約束してくれたらしいですが、どれを達成しても買ってもらえたことはなかったらしいです。夫に精を出してもらうため、口先だけで言ってたんです。
服なども、新しいものを買ってもらえなかったり、決していびられていた訳ではなく、叔父家族もそこまでは気が回らなかったのではないかと夫は言ってますが、、
まぁ今私もこどもが二人いて他にこどもが我が家に居候していたら、確かに自分の子でいっぱいいっぱいだわなと思います。でも、やはり一緒に暮らしている限りはこどもたちは平等に扱いたいですよね。
私自身、マニプールの田舎に住んでみていろいろな家庭を見てきましたが、やはり、親戚の子供を預かっている家庭は多かったです。
そして、大人による彼らの扱い方がハンパない。奴隷というか召使いや執事みたいな感じで、私が同じ境遇を生きていたら絶対にグレるわ…といつも感じます。
私の夫も、他人や親戚の子によく用を言いつけたり、買い物を頼んだりしますが、一緒に食事をするとかジュースやお菓子を買ってあげるだとかしてます
たぶん、こちらの文化って、いちばん幼いこどもが動くってのが当たり前なんだと思います。
こき使われて成長するから、大人になった時に普通に自分よりも身分や年齢が下の相手をこき使えるようになってるんですよね
まぁ合理的といえばそうかもしれませんが、実際に親戚の家庭で暮らしているこどもたちを見ると、やはり自分の実両親と暮らしているわけじゃないので、辛い思いをしてるこどもたちが多いと思うとなんだかな〜と感じます
夫は、娘たちは絶対に親戚家庭に住ませないと言ってます。これこそ、辛かったんだなっていう真の証ですよね
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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