今回の滞在で、願っていたこと。
それは、ビハール特産の素材を見つけること。
先日、とうとう見つけました。
ビハールの村で、カディを作っている村を見つけることができたのです!
カディとは、手で紡いだ糸を、手織りした布のことを総称した呼び方で、インドを象徴する布。
マハトマ・ガンジーは、カディによってインドを独立へと結びつけたそうです。
今では、手紬手織りのカディは、非常に貴重で高価な布。
ビハールでは、カディは、ないとあきらめていました。
しかし、デリーでマハトマガンジーの博物館に行ったとき、
「マハトマガンジーが一番最初にカディを作り始めたのが、ビハール州だった」
ということを知りました。
それから、ビハールにもカディを作る村がはあるのではないかと思い、探し始めとうとう見つかりました。
村を訪ねた時、外国人は一切立ち寄らない場所なので、ビハールのカディのトップの方々や、村長さんや、ソーシャルワーカーの方がたくさん同行してくれました。
そして、メディアがたくさん取材にきました。
翌日4つの新聞のビハール州版に、記事が掲載されました。
マハトマ・ガンジーから受け継がれてきた、カディ。
ビハールで出会った糸に、”希望” を感じました。
桃子


