珍しく、
映画のネタから離れてましたけど
映画館に行ってないわけではないのです。
珍しく、
映画ネタ、以外のネタがあった
というだけ
今回の作品は、
映画といっても、
舞台の映像を編集したものなので、
ここは、
年間48本の映画を
映画館で観る!
という、
誰得か定かでない目標にはカウントせず
番外編 ということにしようと思います。
最寄りの映画館が、
シネマ歌舞伎を上映する映画館で
ほんとに、ほんとによかった〜
で、ただいま絶賛上映中なのが、
こちら
色男とごつい女
色男のほうは
十代目 松本幸四郎
ごつい女は
四代目 市川猿之助
演目は
女殺油地獄
おんなごろしあぶらのじごく
近松門左衛門 の人形浄瑠璃作品
有名な作品なので、
あえて解説もいらんだろうし、
なんなら、
タイトルそのまんま ですから
殺すのは、色男の河内屋与兵衛
殺されるのは、ごつい女、豊島屋お吉
油の樽をひっくり返しながら
殺そうする男、
殺されまいとする女、
二人の壮絶な執念
を観る作品ですね。
解説いら〜んといいながら、
珍しく、ネタバレバレなあらすじをば。
河内屋与兵衛は、
どうしようもないほどのクズ
救いようのないクズ
遊女に入れ込み、賭博に明け暮れ
借金まみれ
継父に金の無心をし
母親や病床の妹に暴力を振るい、
とうとう勘当されます。
かたや、豊島屋のしっかり者の妻、お吉
同業の河内屋のバカ次男(与兵衛)にも
親切にあれこれ世話を焼き、
夫に与兵衛との不倫を疑われてしまう。
ただ単に、面倒見が良いだけなのに…
勘当された与兵衛は、
こういうどーしようも無い人のお約束で
賭け事でさらに借金を重ね、
借金取りに返済を迫られ、
ますます追い詰められていきます。
何故か、お吉の家の周りでうろつく与平衛…
その時、河内屋与兵衛の両親がお吉を訪ね、
与兵衛に渡してくれ、とお金を預けます。
どうしようもないドラ息子だが、
困っているなら助けてやりたいと、
涙ながらに話す老夫婦に
お吉は心配ないと請け負います。
その様子を盗み見ていた与兵衛
父母の思いに涙しつつも、
親の用意したお金では借金を返しきれず
お吉に、金を貸してくれと頼みます。
悩むお吉
でも、ここで貸してしまったら、
与兵衛は決して更生しないと、
頑なに断ります。
崖っぷちに立たされた与兵衛は
とうとう隠し持っていた刃をお吉に向ける…
あらすじ、以上
赤ん坊(人形)を抱いて幼い女の子の手を引いて出てきたお吉をみて、
ごっつい女だなぁ、誰が演ってるんだ?
声を聞くまで、猿之助と気づかなかった。
こうやってみると、年相応におっさんになっちゃって、
首も太くなって、
女形が苦しい感じになってきましたなあ
大好きだけど❤️
そう、アタクシの一番のご贔屓は、
市川猿之助 




猿之助が出ているシネマ歌舞伎は、一作品も逃さず観たい!
というのが、今回映画館に足を運んだ理由。
猿之助のお吉は、
最初はゴツ過ぎて違和感があったけど
そこはやはり実力のある役者なので、
徐々に本物の熟女に見えてくるから不思議
終盤の、与兵衛から逃げ回る場面は、
殺されてなるものか、と必死の形相が
狂気に駆られた与兵衛に劣らぬ
凄まじさでした。
しかし…
確かに、猿之助も素晴らしかったけど
この作品で一番素晴らしいのは、
松本幸四郎の 与兵衛 です。
特に凄かったのが
お吉に金を貸してくれと迫る場面
表情だけで
与兵衛の心が徐々に邪悪なモノに染まっていく様子が分かります。
お吉を襲ってしまおうか
お吉を殺してしまおうか
与兵衛が頭の中で考えていることが、
観ている側の心にも忍び込み、
鼓動が早くなりました。
そして、
この狂気に駆られた与兵衛の顔、
ものすごく美しく
ものすごく色っぽい
こういう歌舞伎役者の顔が錦絵になったんだろな…と思ったりした。
(錦絵がどんなものかよく知らないけど
)
メイクもね、いいんですよ。
目元の朱が、狂気と色気の表現に一役も二役もかっている。
この顔を観たら、
誰もが、
クズ男の与兵衛に惚れると思います。
いや、結局は、
松本幸四郎に惚れるのか?
とにかく、松本幸四郎の与兵衛は、
猿之助のお吉よりも、観る価値があります。
(四代目ごめんなさい
そもそも幸四郎さんの襲名を応援するための
お吉役ですよね?)
いや〜、
猿之助 と 幸四郎
この組み合わせは、絶対に面白いし、
満足度が高いですね。
最高です






(この組み合わせの「身替座禅」が観てみたいっ!絶対に面白いよね
)
是非皆さんにも観て頂きたいな。
11月28日(木)までです。
浜松のTOHOシネマズでも観られます!
幸四郎の与兵衛の顔に見惚れながら、
ふと、
片岡仁左衛門さんをおもいうかべました。
仁左衛門さんが演ったら
さらに色気ダダ漏れ
だったんだろうなぁ、と。
そしたら、エンドクレジットに、
片岡仁左衛門さんのお名前出てました。
監修 だって
どうやら、
片岡仁左衛門の与兵衛 もあったらしぃ
なんなら、
伝説になるくらいの名舞台だったらしい。
観たいなぁ





やはり、凄まじぃ色気ですな…
しかもよく観ると
父子三代の共演じゃん…
この演目…
中毒になってしまいそうです…
