ブラックホールは死んだはずなのに… | 『肉イズム』~女房を質に入れてでもあなたに伝えたいこと~

『肉イズム』~女房を質に入れてでもあなたに伝えたいこと~

さあ、今こそ少年時代のワクワクを取り戻すときだ。

権威に流されず、いかに自分軸を保てるか

 

 

7人の悪魔超人編で、ブラックホールはキン肉マンと対戦。

 

ゆでたまご著『キン肉マン第10巻』集英社

 

最後はキン肉マンの肉弾エルボードロップを食らい負けました。

 

 

 

 

ゆでたまご著『キン肉マン第11巻』集英社

同じシリーズで行われたキン肉マンvsアトランティスの試合中、ブラックホールは亡霊となって登場したため死んだことになっています。

 

 

 

しかしその後、夢の超人タック編でなぜか復活。

 

ゆでたまご著『キン肉マン第17巻』集英社

 

 

 

ブラックホールに限らず、

「死んだはずの超人が生きていた」というのは、キン肉マンの世界ではよくあることです。

 

ファンもそのあたりの細かいことは気にせず、むしろ「ゆで理論」として楽しんでいるほど。

 

 

「死んだはずの○○が生きていた」

 

現実の世界でもこれはあり得る話だと思います。

 

死んだはずの志村けんさんが生きていた、ということも。

 

志村けんさんの生存説には複数の根拠があると言われています。

 

・なぜか親族が遺体と対面できず、遺体は病院から火葬場へ直行された

(厚労省のページには「コロナ感染者の遺体でも密封されていれば遺体と対面しても差し支えない」と書かれています)

 

・志村さんの死後、志村さんが通っていたキャバクラやガールズバーで仲の良かった女性が数人行方不明になっている

 

・小池都知事が志村さんの死に対し「コロナの危険性を人々に伝える功績を果たしてくれた」と述べた。

 

都知事の発言は私も引っかかっていました。「功績」なんて言葉使うかな?と。

これじゃまるで「我々のシナリオ遂行に際し、良い仕事をしてくれました」と言っているようなもんじゃん、と。

 

以上を総合し、志村さんは死んだように見せかけておいて南の島かどこかに行ったのではないか、

飲み屋で仲の良かった女性たちとどこかで優雅に暮らしているのではないか、と推測されるわけです。

 

 

事の真相はともかく、

今回のコロナ騒動は、有名人の動向が世間をにぎわしています。

 

芸能人、アナウンサー、スポーツ選手、政財界の重要人物がやたらと感染したり、亡くなったり。

 

有名人が関わればビッグニュースになる。

多くの人は

「やっぱりコロナは危ない」

「自分も気をつけなくちゃ」

心を動かされるものです。

 

 

有名人の発言効果

 

 

コピーライティング(セールスの文章)のテクニックの一つに「権威付け」というものがあります。

 

たとえば、野球のグローブを売ろうとするとき。

「ヤンキースの田中将大も使っているグローブ」

といった“情報”があると、売り上げは飛躍的に伸びるわけです。

 

ビジネス書の帯なんかにも「堀江貴文も推薦!」といった本をときどき見かけます。

それも権威付け。

 

有名な人も使っている、推薦しているとなれば箔が付き話題になる。

 

「ほしい!」と人の心を動かし、購入に結びつけることができる。

 

 

この「権威付け」の効果が今、日本中を席巻しています

 

松本人志さんが先日、東京都から外出自粛要請がかかったとき、Twitterでこんな発言をしました。

 

「地球人が大変なことに直面している。外でワイワイしているのは宇宙人か?」

 

松本さんほどの人がこんなことを言えば、多くの人は「外出しちゃまずいよな」と感じてしまうものではないでしょうか。

実際20分でいいねが5万以上もついたとか。

 

ほかにも最近YOSHIKIさんが緊急事態宣言や外出自粛の呼びかけを行っていました。

ネット上ではヒカキンさんや江頭2:50さん、本田翼さんなどの有名人が外出自粛を呼びかけるメッセージ動画を流しています。

 

そういった有名人に我々は親近感を持ち、好意を持っています。(もちろん全員が全員というわけではないですが)

 

普段画面を通じて馴染み深い人が感染したり、危機意識を持つように呼び掛けたりする、

 

するとどうしても心が揺れ動いてしまうものではないでしょうか。

 

「あの人が言うのだからそうしよう(外出しないで家にいよう)」と。

 

 

今持つべき心構え

 

 

我々は権威に弱い。

有名人や医者、学者…偉い人の意見に従う傾向がある。

 

この人間特有の心理を踏まえた上で、今持つべき心構えは、

 

「いかに自分軸を保てるか」

 

有名な人の言うことであっても、テレビで医者や学者が言うことであっても鵜呑みにせず、自分の頭で考えて判断できるか。

 

ホイホイと同調せず、自分軸をブラさずにいられるか。

 

 

たとえば、漫画の中でロビンマスクがこんなことを言ったらあなたはどう感じますか?

「みんなのためにも外出は控えるんだぞ、いいか。これも友情だぞ」

 

キン肉アタルがこんなことを言ったら?

「外出してる奴は宇宙人か? 危機意識が足りん!」

 

ロビンやアタル兄さんのような頼りがいのある超人の発言(とはいってもこの場合間接的にゆでたまご先生の発言ということになるのですが)であれば、外出自粛に傾く人が一定数出てくるのではないかと予測されます。

 

私も「コロナの裏側」について知らなかったら、つい同調してしまうでしょう。

 

 

だから繰り返すように大事なのは、

いかに自分軸を保てるか。

 

権威は一旦脇に置き、自分の頭で考えて判断する。

 

ダウンタウンの松ちゃんは好き、

だけど今回の発言は自分とは見解が違う、という態度をもてるか。

 

ヒカキンはよく観てる、

けどそのPRには従えない、という態度でいられるか。

 

その有名人の芸風や人柄、コンテンツは好きでも、コロナの見解まで同調する必要はない。

 

 

有名人を巻き込んだ壮大なコロナパニックが繰り広げられているこの世の中、

 

「権威に流されず、いかに自分軸を保てるか」が試されているいえます。

 

 

 

【参考コンテンツ】

 

 

『「志村けんはやっぱり死んだふり」と思う根拠』