自己満足大いに結構
本人がそれをやりたいのなら価値がある
「地獄のシンフォニー」の威力
先日、東京池袋・サンシャインシティで開かれていた『キン肉マン愛と絆の原画展』へ行ってきました。
たくさんの原画が飾られている中、
「超人に技をかけられているところを写真に撮る」というアトラクション的なものが!
いくつかある中で、私はステカセキングの「地獄のシンフォニー」を食らうシーンを撮らせていただきました。
たまたまスタッフが近くにいたので「すみません、写真お願いしていいですか?」と
これ、キン肉マン好きの人には「いいね!」と共感してもらえるでしょう。
でしょうが、興味のない人からすれば
「くっだらねぇ。これが何になるの?」
「なんの意味があるんだよ。自己満足?」
という反応も出てきそうです。
自己満足…
といえば確かに自己満足になるでしょう。
でも、それでいいと思うんですよね。
くだらないと言われようが自己満足と言われようが、他人の評価などどうでもいいです。
意味のあるなしも関係ないです。
本人が好き好んでやってることですから。
好きでやっていることは、意味のあるなしにかかわらず価値があることです。
自己満はアホらしいこと?
グレイト所属のプロレスラー・田中稔選手は「ゴールドジム全店制覇」を目指していた時期があったそうです。(ひょっとしたら現在も続けているかも)
巡業が多いプロレスラーという職業の特性を活かし、日本全国にあるゴールドジムをくまなく回る、という。
その行動に対し、本人は「自己満足です(笑)」と語っていたのが印象に残っています。
一般の男性でも、何かのスポーツやボディビルなどの大会に出るわけでもないのに、日々筋トレに励んでいる人っています。
プロテインやBCAAなどのサプリメントを補給し、トレーニングベルトやパワーグリップなどのアイテムを買い揃え、ジムで息を切らせながらバーベルやダンベルを挙げている男性は一定数います。
そういう筋トレ野郎に対し「自己満足でしょ」と揶揄する人もいるでしょう。
しかし私から見て、田中選手にしても一般の筋トレ野郎にしても楽しそうなんですよね。
やはりそれは、自分の中から湧き上がってくる思いに忠実だからではないかと思います。「これだ!」という思いに。
ジコマンゾクという言葉の響きには
自分勝手
意味のないバカげた行動
といったようにどこかマイナスイメージが付きまといます。
が、本来はプラスというか、人としてあってもなんらおかしくない、いやむしろ人生の中枢にすえてもいい概念のような気もします。
自分を生きる、という意味で。
「ゴールドジム全店制覇して何になるの?」
と問われても、田中選手は答えに窮するかと思われます。
「そんなに筋肉つけて何になるの?」
と問われても「いや別に…」とトレーニーは答えるしかありません。
確かに自己満足は自己満足です。
それでも自己満足には価値があると言えます。
だって繰り返しますが、本人がやりたいのだから。
本人の中から湧き上がってくるものなのだから。
幸せな社会を生むカギ
湧き上がってくるものは人それぞれ違います。
田中選手はゴールドジム全店制覇を狙いましたが、エニタイムフィットネス全店制覇を狙う人もいるかもしれません。
人それぞれの自己満足があります。
ゆえに自己満足的活動が、その人を輝かせるのです。
その人をその人たらしめるのです。
少なくとも、嫌なことを嫌々やってるよりはよほど自分と向き合っている生き方といえます。
一番もったいないのは、
世間体や周りの意見に流されて、その行動を引っ込めてしまうことではないでしょうか。
犯罪や度を超えた迷惑行為でなければOK。
一人一人が世間体や周りの否定的な目から解放され、自分の感性に従い自己満足を満喫する。
そうすれば楽しそうに生きる人が一人また一人と増え、楽しさや幸せが連鎖する社会が生まれるのではないでしょうか。
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