葡萄狩り返り討ち後、堺浜にしか寄り付かなくなった私。
2017年4月24日時点で周回は8分24秒まで短縮。
堺浜に通った回数は11回目になろうとしていた。
10周回するのも苦では無くなってきた。孤独ではあるけれど。
そんな折、友人Kから練習の誘いが。
Kの実家、丹波篠山の100km練。
いきなり3桁へ引き摺り倒そうとする辺り、相変わらずの鬼教官っぷり。
篠山だと山登らなあかんよな・・・。
坂に対する苦手意識がかなり出来てしまっていた。
しかし、現役E1カテゴリーで走るOさんと過去、ツール・ド・おきなわで5位入賞の
Tさんの二人が来られるとの事。
どうやら、対美山用の練習で集まるらしい。
一線級の人達の走りを少しでも見られるのなら、行く意味はある。
2017年4月29日
世間はGWが始まる日。私は友人Kの実家。丹波篠山へ赴いた。
お初にお目にかかるOさんとTさん。実業団登録されている俗に言うガチ勢の方達。
そんな人達と一緒に走る。
挨拶もそこそこに走り始める。
開始10分でものの見事に千切られた。OさんとTさんは一気に見えなくなってしまった。
分かってはいた事だが、圧倒的過ぎる。
平坦でようやく30キロ維持が出来るようになった私では、到底追い付けない。
そして起伏に富んだ篠山100キロコースが脚を削っていく。
Kがペースを落として前を引いてくれてはいるが、本当は前に居る二人と走りたいはずだ。
かなり申し訳ない。
30キロ走った所で最初の休憩。ポケット羊羹を1個補給。
50キロ地点、道の駅に到着。天候が急激に悪化。
降雨の為雨宿りで1時間停止を余儀なくされる。
パン一個補給。
小雨になった所で再出発。
雨天の中だと流石にペースが上がらないため、トレインで走行。
一番後ろをツキイチさせて貰い走る。
70キロを越えたあたりでようやく雨が止む。
そして、ここで初ハンガーノック。
全く脚が回らない。と言うか身体全てに力が入らない。
補給が足りなさ過ぎた。
ただでさえ遅いのに、ずるずると後退。
ゴール地点まではほぼ一本道の為迷う事は無いが、目の前から3人が居なくなった。
篠山でも独り旅。
仕方ないと思って走っていたら、少し先でKだけ待っていた。
優しさを感じた・・・と思ったら、今の限界を測ると言い出した。
鬼教官。Kに檄を飛ばされて平坦でひたすら踏まされるが、もはや脚は売り切れ状態。
そして、ゴール地点に到着。
脚がパンパンになった。
1人だとそうそう追い込まれる事は無いが、Kの追い込みにより疲労は過去最高に達したのだった。
次回「初琵琶湖 キタイチ」へ続く