NDS 「スターフォックス コマンド」
- スターフォックスコマンド
- ¥1,570
- Amazon.co.jp
はい、先日購入してもらったこれを紹介。
第一印象として、これは売れないソフトだと感じました。決してつまらないゲームでもなければ、クソゲーでもない。失礼ながら、まごうことなき地味ゲーです。
まず、操作に問題が。操作はタッチパネルのタッチした場所によってアーウィンの機首を動かし、ボム、宙返り、反転、ブースト、ブレーキは全てワンタッチ(ツータッチかも)操作。タッチパネルに変えることによって初心者でも操作しやすいのがメリット・・・なのかどうかは分かりませんが、自分には操作できないと感じる人がゲーム初心者はもちろん、結構なゲーマーの中にもおり、逆に間口を狭くしているように感じます。しかも、そのような人々用の十字キー操作での救済措置が存在しない。この部分においてはユーザーへの配慮が少し足りないかと。
次に今作の最大の特徴である「戦略を立てつつ戦う」ということについて。
このシステムのおかげで、フォックスだけでなく、ファルコ、スリッピー、挙句の果てにはウルフまで自分で操作できるようになりました。これによって戦闘にちょっとしたバリエーションがあり、より飽きにくくなっているよう感じます。
このシステムの副作用なのか、何故か、味方との同時戦闘が不可能となってます。これは確かにイマイチです。ただ、マップ上のいろんな地点で味方の戦闘機が戦うので共闘している、という気分はそこまで損なわれないかと。というか、むしろ味方と同時戦闘だと味方のCPUが下手くそで楽しい思い出は無いような。
また、このシステムで注意してほしいのはオールレンジモードしか存在しないこと。ただ、GC版アサルトとは違い、変な白兵戦が無い分、スターフォックスという3Dシューティングの本質的な面白さ(敵を破壊する爽快さであったり、ハイスコアを狙うことであったり)が高められています。また、ボス戦によっては、自分の操作する戦闘機に合わせてボスが動くことによって、64版やSFC版のような強制スクロール型シューティングの気分も少しだけ味わえるようになっております。
最後にその他、音楽、ストーリーに関して。
まず、音楽。操作するキャラによって曲が変わるので種類が多く、スターウルフのテーマがあるなど質も良い。某GC版のオーケストラ演奏よりよっぽどスターフォックスらしい曲が多いです。なので個人的に音楽は◎。
また、敵が右にいるときは、しっかり右のほうから音が聞こえてきたり、後ろでビームが撃たれているときは後ろから音が聞こえてきたりといった、効果音の質も良いように感じます。なので、携帯ゲーム機なのに結構臨場感溢れています。
ちなみにストーリーですが、スターフォックスらしい・・・けれど、やたら話が暗い。マルチエンディング方式を採用しているものの、明るいエンディングが少なくて、なんだかどよんどとした気分になってしまいます。内容自体は、そこそこ良いとは思いますが。ただ、エンディングの一枚絵は何か微妙な絵が多いです。クリスタルの顔はなかなかやばいと思う。
総評
SFC、64版の中間の雰囲気を持ったスターフォックスシリーズらしいゲーム。携帯機ながらそこそこのグラフィックと質の良い音楽、さくさくちょこちょこ遊べる難易度。最初に地味と書きましたが、地味ながら非常に丁寧なつくりの良ゲーだと思います。操作性さえ問題ないと感じる人ならば、買っても損はしないと思います(ま、安いし)。惜しまれるのは、キャラクターのボイスがどうぶつの森のような感じであること。容量的に無理だろうとは思いますが、フルボイスだったら、このゲームの評価もかなりのものになっていたでしょう。あとは、敵の種類やステージももう少しバリエーションが欲しかったかも。微妙に惜しいゲームです。
おすすめ度★★★★★★★☆☆☆
個人的な満足度★★★★★★★★★☆
追記:書き忘れましたが、戦闘機デザインはみな結構かっこいいけれども、グレートフォックスのデザインはダサい。ダサすぎる。グレートフォックスだけに限定して言えば、アサルトよりはるかにダサい。まあ、大したことではないんですけどね。