NDS 「ロストマジック」 | ゲーム等々

NDS 「ロストマジック」

ロストマジック
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DS旬を過ぎたソフトレビュー特集第二弾は「ロストマジック」。私の曖昧な記憶によると、サードパーティ初Wi-Fi対応ソフトだったはずです。なのに売れないとは・・・。決してつまらないわけでもなくキャラデザインがひどいわけでもありません。友達にこのソフトを紹介したら、なんと!3人中2人が買ったというほどなので、良作なはずなのです。なのにマイナーとなってしまったこのソフトの魅力、紹介します。


最大9体の魔物と主人公の魔法使い(このキャラが倒されると敗北)をタッチペンで指揮して敵を倒す、リアルタイムシミュレーションRPGです。タッチペンでの指揮は細かい操作がやりにくいですが、まあまあでしょう。そしてこのゲームを面白くするものとしてLボタンを押すと出現する魔法陣にさまざまな模様を描くことで魔法を発動させることができます。なんとその魔法の数、数百種類!属性(炎、水など)が違うだけで同じ効果のものも多々ありますが、とにかくこの魔法のバリエーションが素晴らしい。例えば、


壁を張って敵の攻撃を防ぐもの、敵を直接攻撃するもの、自キャラの姿を見えなくさせるもの、相手を足止めさせるエリアを作り出すもの、混乱などの状態異常を発生させる霧を作り出すもの、自キャラのステータスを上げるもの、自キャラをワープさせるものetc...


と、書いていくとキリがないのですが、これらの様々な魔法を使って魔物をサポートし、自軍を勝利に導く。これがこのゲームの基本です。魔法も最初から全部使えるわけではなく、レベルの上昇やストーリー進行とともに、少しずつ使えるようになっていくので全く戸惑うこともありません。しかもストーリーモードは一度クリアするとより難易度の高い二週目、三週目・・・と続くので何度でも楽しめます。二週目以降は一週目からのデータを引き継げるのでどんどんと自軍を強化することが出来ます。地味にストーリー分岐やレアなアイテム、魔物の捕獲要素もあるのでついつい何週もしたくなります。


そして、このゲームで最も熱く面白いのは何といっても対人戦!そのためWi-Fi対応であることが素晴らしく良いです(ただ今となってはWi-Fiのランダム対戦を選んでも対戦相手が見つかりませんが)。


対人戦の何が良いか?それはやはりお互いの読み合いと思考の瞬発力の戦いの面白さ。リアルタイムゆえに待ったなしなので一瞬の判断ミスで負けます。戦法が豊富なので相手が何をしてくるか、一秒たりとも目が離せません。例えば対人戦の流れの例としては


Aの魔法使いが自軍の魔物にステータスを上げる魔法をかける→Aが魔物を敵のBの魔法使いへ突っ込ませる→Bは壁を張り防ぐ→Bの魔法使いが魔法で反撃・・・


こんな感じ。分かりにくいですが、こういう攻防の末に決着がつくわけです。敵より優勢に立ったからといって簡単に勝ちが決まるわけでもなくちょっとしたことでやられます。実際、敵の魔物を全滅させたのに油断してやられたこともありますし。まさに力押しでなく、戦術がものを言うシミュレーションRPGの鏡です。


最後に悪い点を。まず致命的なのはタッチペンの認識。魔物、魔法使いそれぞれ別々に指令を出したいときでも出せないことが多々あります。これのせいで対戦に負けたこともよくあります。また、魔方陣に模様を描いたときの認識もいまいちでいざというときに魔法がでないと、かなり困ります。次に、戦術が豊富と書きましたが、速攻戦術が最も簡単かつ有効であり、少々バランス崩し気味であります。他にもDSなのにGBA並みのグラフィックであったり、Wi-Fiでのタイムラグ(そこまでひどくはありませんが)もこのゲームの評価を下げてます。


総評


魔法にさまざまな種類があり、この魔法はどういう場面で使おうか、と模索するのが楽しいです。タッチパネルの機能を上手く生かしているのも好印象。二画面の使い方も上画面マップというよくある使い方とはいえ、リアルタイムシミュレーションRPGというシステムにマッチしていて、なかなか良いです。DSというハードならではのシミュレーションRPG。いろいろと細かい点ではいまいちな部分もありますが、個人的にはかなりグッときた良作です。でも、マイナーなので、ぜひとも多くの人にやってもらいたいです。ついでに、このゲーム持っているもしくは買ったという人があれば、Wi-Fiで対戦お願いしたいです。まあいないでしょうが。


   おすすめ度★★★★★★★★★☆

個人的な満足度★★★★★★★★★☆