6月の末頃だったかな
見ず知らずの方からこんなメールを頂きました
ブログを拝見し、是非作品を購入したいのですがお願いできますでしょうか
私、介護施設を経営しております
当施設では、認知症の方を中心に、デイ・ショートサービスを行っています
ショートステイでは、終末期の看取りも行っております
開所して半年ですが、3人の方をお見送りしました
このショートステイの居室(6室ありますが)に雪美様の作品を飾りたいのです
利用者様も来所されるご家族・ご親族の方も、心穏やかに老いや死を受け入れ寄り添えるような気持に導いてくれる、そのような作品を6枚希望です。
作品のサイズはお任せします(居室の広さが6畳程度です)
びっくりしました
「看取り」という死が直面するデリケートな分野です
正直
わたしの絵でいいのだろうか
描けるだろうかとはじめ躊躇しました
それも6枚も・・
年末に亡くなった父のことが浮かびました
父は突然 お世話になっていたグループホームの自分の部屋で
最期を迎えました
わたしたち家族は間に合いませんでしたが
そばで人の気配のするあたたかい場所で旅立てれたのは
しあわせだったかもしれません
その施設の職員さんが大好きな父でしたから・・・
そんなことを思い出しながら
お受けしようと思いました
描かせてもらえるのがありがたいことだと感じます
今 制作中です
心を込めて1枚1枚
蓮とお観音さまを描きたいと思ってます
「こころおだやか」がテーマ
もうすぐ お盆
初盆で帰ってくる父に言われそうです
「わしには描いてくれんかったな~(笑) がんばれよ」
Hさん
わたしを見つけてくださりありがとうございました
(お借り画像)