被災地・ココロの復興支援 | 完ぺきなママより幸せなママでありたいあなたへ

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宮城県多賀城市で、子育て中のママへ心理セラピーと心理学講座を開講しているリバティライフです。子育てや生きづらさの悩みを改善する心理セラピー、人生を楽に楽しく変化できる各種心理学講座、対人恐怖解消セラピー、高度ヒーリングセッションなどをご提供しています
 

皆さま、コンニチハ。



ココロと手をつなごう♪



宮城県の心理セラピスト、女性専門カウンセラーのETSUKO(ニクキュウうさぎ)です。





忘れもしない、



3・11の震災から11ヶ月が過ぎ…


もうすぐ、


一年たとうとしてしています。


あの頃、


津波で職場を失った私は、


毎日暇であったため、


YouTubeで津波の映像を、


ひたすら眺めて、


過ごしていました。


うわ…ひどい…!


と思いながらも、


怖いけど見ておかなければいけない、


という感覚で、


どこか他人事のような、


そんな感覚で。


私は、


冷たい人間なのかと、


感じていました。





泥だらけの、


壊滅した町の中を歩き、


何度、


絶望したかわからないけれど、


私は、


強いから大丈夫。


今までだって、


色んなことを、


乗り越えてきたから、


大丈夫。


何度も何度も、


そう自分に、


言い聞かせていました。





涙なんて、


微塵も出たことがありませんでした。





4月下旬だったでしょうか。


ついに私は、


YouTubeにあった、


ご遺体の写真集を、


見てしまったんです。


ご遺体、と言っても、


ご遺族の方々からしたら、


大切な方であるのに…


見てしまった、と思う自分が、


本当に申し訳ないのですが、


正直に言いますと、


『見なければよかった!』


と思ったんです。


説明するのも抵抗があるほど、


リアルな写真ばかりでした。





私は、


誰かの大切な方々が、


亡骸になってからも、


こうして世間の晒し者にされていることが、


とてもショックで、


ショックで、


たまりませんでした。


それから、


何日も、


何日も、


眠れない日々が続きました。





それから、


私は、


YouTubeで震災の映像を、


見ることを、


一切やめてしまいました。





これ以上見ていたら、


私の精神がどうにかなってしまう


そう感じました。





あれから、


何ヵ月も過ぎ…


先週、


フェイスブックにあった、


震災の映画の、


予告編に目がとまりました。


風化させないために、


震災の映画をやるのがちょっと喜ばしかったのと、


今なら、


見れるかな…


という思いがあったのとで、


私は、


そのYouTubeの映像を、


見てみました。





それを見て…





震災後、


あの頃は、


どんな映像を見ても、


大して感じていなかった、


沸き上がってくる感情を、


感じました。





『恐怖』





あの時、


あまりの出来事で、


私は感じないように、


感情に蓋をしていただけだったことに、


やっと気づきました。


あの時、


本当はすごく怖かった。


地震も、

津波も、

人が亡くなるのも、

町が変貌したことも、

ライフラインが途切れたことも、

先が見えない不安も、


怖くて、


怖くて、


たまらなかった……





私は、


自分の中で沸き上がってくる感情に、


素直に耳を傾けました。


すると、


あとから、


あとから、


涙が溢れて、


止まりませんでした。


声をあげて、


泣きました。


ただ、


素直に……


ココロの声に、


寄り添って……





被害が、


大きい、小さいは問題じゃない。


私よりもひどい被害をうけた方はたくさんいる。


私よりも辛い思いをしている方はたくさんいる。


そう言って、


我慢している方々が、


たくさんたくさんいらっしゃる。





あの時、


みんな、辛かった。


みんな、大変だった。


みんな、必死だった。



誰かと比べなくていい。


大きい、小さいは問題じゃない。


今でもたくさんの方々が、


何かと比べ、


一人では抱えきれないほどの思いを隠し、


生きている。





建物は次々取り壊され、


建て直され、


復興していますが、


ココロの復興は、


建物のようにはいきません。





被災地での、


ココロのケアは、





一年が過ぎ、


一区切りつけようとしていらっしゃる方々が増えてくる今、


また、


まだ前を向くことが出来ずに苦しんでいる方々が、


いつか前を向こうとされる日が来ることを信じ、





これからが、


今からが、


本番なのだと思います。