運命~二人の皇帝(田中芳樹)

むかしむかしの中国が明の時代の歴史物語り

歴史と伝記を合わせたもので

歴史小説とはちょっと違うとのこと
小説というのは、歴史上の人物について、作者なりの解釈が入ったり、脚色したりされるけれど

この本は、色々な文献をもとに
かなり忠実に再現されているとのこと

元々原作は幸田露伴さんが書いたものが有名な作品とのことだけど、露伴さんの文章は現代人には難しく


そんなこんなで田中さんが書いたってわけってことらしい。

事実は小説より奇なり

これはうちの母がよくいう言葉でもあるよ。



さてはてこの本はというと
中国の明の初代皇帝が死んだ後の
いざこざについて

どんなことかあったのか
だれがどこで何をしたのか
どんなふうに戦が展開されていったのか

かなり淡々と書いてある
けど


面白い(^O^)/

燕王、強い。すごいなあ。


ああ、歴史の教科書がこんなふうに面白ければ、もっと知りたいと思えただろうに


私がうけた社会科の授業のつまらなかったこと

ひたすら年号と出来事の暗記で
頭にも心にも残らない。


けどまあ、世界の歴史は、どこの国も戦争の歴史。


だれが治めるのかで殺し合いばかりして

人間っていうのは
どこの国をとってみても

全く、しょーもない生き物だなあと
思いますなあ。



この本は、
痛快世界の冒険文学シリーズ全24巻の18番

子どもでも読めるように、全て漢字にふりがながふってある。


こういう面白い歴史の本に、子どもの頃出会っていたらなあ。と思わずにはいられない。

自分の子どもに、読ませたい本がたくさんあるよ


まあ、いないけど

_| ̄|○

ってこれ以上書くと自虐にはしるのでやめておこう


仕方ないんだ
駄目なんだから

仕方ないよ
思いやりが、ないんだもの


あーあ。