仕事を終えて病院に行くと
お父さん来たよと言っても目が開かないが珍しく息が荒くない
何度も声掛けをしても反応がない
眠っている日もあったので帰ることにした。
翌朝病院から連絡あり子供が何とか間に合ったが私は間に合わなかった
私を置いて行ってしまった。一緒に見た青い空も、二人で歩いた道も、街も置いて旅立ってしまった。夫の身近にいた私は全部とは言わないが夫のその心の在り方を分かっていたのでつらい。生きることに意欲的な人だった。遺骨は夫が家においてほしいと言っていたのでこうして家にいる。私たちは長い間二人で店を切り盛りし二人で一人前みたいに思い暮らしてきた。喧嘩もしたけど理解もしていた。でもいないのです、どこにもいないのです
居ないということがとてつもなくつらく悲しいのです、いないということが私の心をえぐるのです、不意に泣き出す私、何をよりどころに生きればいいのか全く分からない
涙にくれる日々、
仕事に向き合う夫の思い、わたしに対しての夫の思い、孫への夫の思い、子供たちへの夫の思い
沢山の思いを乗せたまま生きる希望を叶えられずいなくなってしまった夫
