酒屋のおやじのブログ

癌サバイバー⑫

重粒子線センターでの治療は順調に進みました。

途中先生は「大丈夫、癌は消えます」と自信をもって言ってくださいました。ほんまかいな?

何の苦痛も無く本当に効くんだろうか?なんて事も少し考えました。

センターの治療は、予約時間通りに進みます。

朝、11時に行って昼には終わりとか、午後3時からで、4時には終わりとかで、仕事の都合も付けやすく通常通り仕事をしながら治療していただけます。

 

この頃には人工肛門の装具の交換も中2日で交換となるくらいになってきました。術後のお腹の凸凹がようやく収まってきましたので。新製品が出たり、病院でこんな風にしたらとか、かなりの種類の装具を試しました。

今、装具で困っておられる方、メーカーから試供品とか、新製品とかは無料で送ってくれますので、色々試してみてください。

 

重粒子線センターでの治療も終了いたしました。担当の先生から、後は前の病院で検査してください。こちらへは3ヶ月後くらいに予約入れておきます。と。

 

重粒子線センターの治療が終わった事をその足で主治医に伝えた処、重粒子線センターへ行く前(2か月後)にCTと血液検査をしておくことになりました。

そして、その結果は・・・・

主治医も驚きでした。血液検査では癌マーカーが通常値に下がっていて、CT検査では前回写っていた癌が小さくなっている。との事でした。前回のCT撮影から4ヶ月ほど経っているのに、大きくならず小さくなって癌らしきものが写っているのです。

重粒子線センターの先生から、今回照射した放射線量が知らされているらしく、「これだけ当てたら、そら癌細胞も死ぬで。近藤さん、良かったな。もし手術でこの癌を取るのは大変ですよ。取れない事はないけど、大手術になるところですよ」

そのデータCDを重粒子線センターの先生に持って行きました。先生は「良く効いたようですね。」

先生、癌は放射線当てたら後は消えていくんですか?と尋ねたら、「ある程度小さくなります。その後は、燃えかすのように残ります。それが徐々に小さくなっていきます。完全に消えるまでは数年かかります」と教えてくださいました。