■購入きっかけ

忘れた。多分、「ゲーテ」という有名な人だ、さくっとよめそう。

本屋に訪れた時に、視界に入ったのだと思う。積読となっていたのを、本棚の整理がてら発掘。こんな本、買ってたんだ。

…とおもったけど、ちがうじゃん。

wiki調べてたら「ファウスト」を書いた人だったんだ。「ファウスト」は、某アプリゲームのキャラ名にもあるし、他作品でも影響ある本だと思うが、「ファウスト」は分厚そうなので、この本は取っかかりやすそうでいいなって思って買ったんだ。

wikiよんでて思い出すとは…(笑)

 

wikiの「ファウスト」概要をよんでいたら、最近の自分の中で気付いた答えと重なるところが出てきた。

生きるとは、自分を救うこと。なぜ私は物語を読むかというと救いが欲しいからなんだって。

ファウストの概要の最後を読むと「魂が救われた」的なニュアンスがかかれていた。

物語の行き着くところは、救いや宗教なんだな。

 

■感想

「意外といまと価値観が変わらないことに驚いた」 

ちょっと他人事ではない時期によんでしまったな、なんて。先々週によんでたらあぶなかった。

別に何かあったわけじゃないけど、そういう気分を味わった。数日落ち込んで、日をまたいで落ち込んでた。

ウェルテル、というかゲーテの気持ちが分かる。まさにこの状態か。

 

主人公・ゲーテは、ずっと想い人を思い続けていたのだな。思想家や理想家は、多分こういう傾向が強くでるんかな。(何をしんじているってそれ(=思想・理想)だから。現実とか人とかじゃない。自分の宗教、道徳観だから…(マジで人のこといえない))

多分、私もこれを読んでなかったら、このウェルテルのように思い悩み、正論が嫌いになり、振り絞った勇気でもだめで、正当化や美化するために自分を追い込んでしまうかもしれない。

 

他にも、下記点で価値観おなじだなって感じた。

・こうだったらいいなっていう妄想(夢オチ)

・失恋後、遠くに離れたところで暮らす(見たくないっていう気持ち…)

・気持ちを消化できなくて死ぬことを選択

・恋敵の肩をもつようないい方をしつつ、内心やっぱ燃えてる。正当性の中で得られるやつにはわからないだろう。だけど、そうじゃない自分は、自分で納得してここにいるのに。否定してほしくないよな。持っているやつにはわからい。

ロッテもずるいよな。言い方が。スパっと切ってあげたらいいのに。…ずるいね!

 

「心理描写が手に取るように伝わってきて、逆に読めない」などのレビューをいくつかみかけた。確かに。分量はないけど、そこがすごく深さ?をかんじた。 いつか私もこれがたいしたことのない、なにも感じない人…になるのだろうか。

 

書き手の言いたいことかもなこの文章っていうは、解像度たかさを感じる。ゲーテの実体験だったのかな。