脂の甘みと赤身の旨みをしっかり味わえる優良店だと思うし、居心地の良さ、落ち着き度合いも非常にいい。
その分金額的には一段上がってしまうけど、半端な出費で失敗するよりずっと正解率の高い店だと思う。
お酒は専門外、また途中合流をお断りしているというスタイルで、宴会には向いていない。
その分純粋に肉をしっかり食べたいときは、間違いない。

基本、まずはセットを注文する。セット注文を強いられることに抵抗を持つ人もいると思うが、このスタイルを僕は高く評価している。
希少部位ブームによってピンポイントの注文がメジャーになったことには弊害もある。はっきり言ってピンポイントでマキだのトモ三角だのを集中的に食べる意味なんかないし、それで微妙な部位ごとに注文が偏るのなんか無駄としか言いようがない。
ロース、カルビという分け方はあれで結構理に適っている。
そこで僕は、バランス良く色々な部位を盛り合わせるセットは焼肉の楽しみ方として大いに歓迎したいわけだ。
この日の盛りは札の通り。上段が塩で、下段がタレ。
ウデ、モモといった赤身肉は、低コストな焼肉屋では決して魅力的ではないが、ここでは肉の味をしっかり楽しめる。またヒレの端にあるヒレササミは柔らかさがウリのキラーミート。ネットでも評判だ。
あとは、リブロース、サーロインといったエリートロースにハラミ、カルビ系代表は特上バラ。差しのバランスの良さは絵に描いたように美しい。

こんな感じの炭火焼だが、この店のは非常にムラなく焼きやすい。ここも大事なところだ。
このあと、隠れた名物「切り落とし」も食べた。多少の当たり外れはあるが、必ず頼むべし。
本当は「くにもとユッケ」もお勧めの逸品なのだが、さすがに自粛中。残念な限り。
かなり久しぶりに行ったが、やっぱりちょっと一味違う美味さだった。満足。