林檎と蜂蜜 紅茶のジャムはアプリコット
銀色のティースプーン 壁に放り投げた
早く遊ぼうよ 人形は何も喋らない
一つしか知らない 歌を歌ってみるの

青い小鳥 籠から逃げて
雨に打たれて 綺麗にもげた羽根

ねぇ一緒に歌う? 新しい歌を教えてよ
誰も答えないの 誰も歌わない
一つ分けてあげる 甘くて蕩けるチョコレート
美味しかったでしょう? さあ、また歌いましょう

林檎と蜂蜜 赤色と金色混ぜたなら
黒くなるのかしら? お空と同じ色
早く遊ぼうよ 人形は今日も喋らない
蜂蜜かけてあげる その紅いドレス

積み木で作った お城に一人また閉じ込める
ねえ、歌って欲しいの 歌って聞かせてよ
新しい紅茶 今度はオレンジママレード
銀色のティースプーン 壁に放り投げた

〔裏歌詞〕

内臓(林檎)と脳漿(蜂蜜)、血液(紅茶)の朱色に髪が混じる
白骨の死骸を壁に放り投げた
早く遊ぼうよ 息絶えた人形は何も喋らない
一つしか知らない悲鳴を歌ってみるの

まだ息のある人間(蒼い小鳥)、牢獄から逃げて
弾幕の雨に打たれて 綺麗に吹き飛ぶ四肢と皮(羽根)

ねえ一緒に歌う? 新しい悲鳴を教えてよ
でも誰も答えないの もう誰も歌わない
一つ分けてあげる 黒血の滴る血肉を
美味しかったでしょう? さあ、また歌いましょう

内臓と脳漿、グチャグチャに混ぜたなら
黒くくすんじゃうのかしら? 牢獄の天井と同じ色
早く遊ぼうよ 息絶えた人形は今日も喋らない
頭を割って脳漿をかけてあげる 鮮血に染まったその紅いドレスに

死骸の山で作った お城に一人また閉じ込める
ねえ、悲鳴あげて欲しいの 歌って聞かせてよ
新しい血液 今度は金髪の魔法使い
白骨の死骸をまた壁に放り投げた


射し込む窓の外 浮かぶ真円の紅い月
写り込む格子の影 十字に私を裂く
触れるだけで崩れゆく ガラスのように脆くても
その破片の先で 未来(あす)を丸く想い描く



すれ違う人が 寄せては消えて行く
私はここで 一人眠る



手を繋ぎ 共に進むはずの道
足跡遠く 続いている



無邪気さと切なさが 溢れ出して追い駆けた
愛しさよ この私を染めて



振り返る遠い月日 笑顔ばかりを夢見てて
繰り返すその日々に 時計針止めて
生れ落ち果てるまでの 運命の様に長くても
その時の殻一つ 思い切り破って



沸き上がり 熱く誘うフレーバーが
私を優しく 揺り起こす



酸っぱすぎた 甘いクランベリー・ソースを
重ねた過去に 回しかけて



寂しさと激しさが ぶつかり合って振り回した
愛しさよ この私を止めて



走り出す霧の中 その結末は見えずとも
写し出す月明かり 薄く滲ませて
吹くだけで飛びそうな 紅茶の葉の様に軽くても
溶け出したその赤を もっと紅(あか)にして



射し込む窓の外 浮かぶ真円の紅い月
写り込む格子の影 十字に私を裂く
触れるだけで崩れゆく ガラスのように脆くても
その破片の先で 未来(あす)を丸く想い描く



振り返る遠い月日 笑顔ばかりを夢見てて
繰り返すその日々に 時計針止めて
生れ落ち果てるまでの 運命の様に長くても
その時の殻一つ 思い切り破って



深く朱き潤む瞳 甘い色のスカート揺らす
幼き頬 朱を滲ませ 疼きに足を崩される
甘い幻視に支配され 奏でては咲く五指の調べ
赤い紅茶 滴る音 弄んでは深く抉る

「この想い届かないのかな?」
「その瞳には誰が映るのかな?」
「心壊れているのかな?」
「壊れたら戻らないのかな?」
「刻む傷は癒えないのかな?」
「そうして時を刻むの?」

あなたのその全てが欲しくて 欲しくて震えてる
(この気持ち気付いて どうして気付いてくれないの)
甘美なその鼓動を 穿ち尽くして止めようか
(狂気満ちて行くわ どうすれば止まるの)
その肌を穢し尽し 辱めるのは私だけ
(この気持ち壊れて どこへ辿り着くのでしょうか)
愛で撫でて揺さ振らせて この衝動を殺してよ
(愛溢れて行くわ 止めることはできない…)

白き肌 照らすのは 緋色月 綺麗な夜
明けるなら 染めるまで

喉を枯らし叫ウ音色 旋律は朱の虹となり
君屠る此ノ色彩 甘く深き色を放つ
喉を枯らし叫ウ音色 赤キ雨に彩られたら
綺麗な舞台の出来上がり 私独り其処で踊る

「その願い潰えたのかな?」
「その想い断たれたのかな?」
「その希望絶えたのかな?」
「その瞳焼かれたのかな?」
「その肌は穢されたかな?」
「そして誰もいなくなる?」

其ノ生を引き裂かれて 赤銀を吐き消し飛べ
(どこにも本当の私なんていないのだから)
其ノ生の華散らして 極彩に咲き我が糧に
(儚い命だわ 美しく愛おしい)
其ノ生がお前ならば 喰らい尽くして血肉にす
(永遠に私のものになるしかない)
其ノ四肢を贄と捧げ 我が足元の死屍となれ
(ずっと私の傍に もういかさないから)

私の中の私が ひとつの単語を 何度も何度も
無尽蔵に繰り返し 繰り返し歌う

掴む左手が甘くて 振るう右手が甘くて
笑う口が裂けても それがまた楽しくて
脳髄を焼くように 楽しくて震えて

楽しくて 赤い 甘い

私とあなたが 赤い 甘い

あなた 赤い

殺してあげる

其ノ生を引き裂かれて 赤銀を吐き消し飛べ
(私のセカイは 綺麗なままでいて欲しいから)
其ノ生の華散らして 極彩に咲き我が糧に
(思い出が舞うわ 私のものにさせて)
其ノ生がお前ならば 喰らい尽くして血肉にす
(ごめんなさい これが最後の愛し方だったから)
其ノ四肢を贄と捧げ 我が足元の死屍となれ
(ずっと私の傍に あなたといきたいの…)