太陽天秤座の日に | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

昨日今日と、福岡はとても過ごしやすい秋日和です。

皆さんどう過ごされているでしょうか。

 

占星術でいうと、太陽のテーマは現在天秤座を進行、あと数日で天秤座のテーマを終了し、次の蠍座のテーマへと移ります。

客観的な情報を集めて、いろんな人たちと関り、物事をスムーズに処理する対人能力を身に着けてきた天秤座ですが、そろそろ関わる対象を絞り込みその関りによって、自分自身を変化させるという方向に視点をシフトしていきます。

 

明日23日20:22に太陽は蠍座サインに入ります。

これまで風のように自由を謳歌し、様々なものと浅く広い、社交的な関りのみを得てきたものが、結合という水の性質を持つ蠍座サインの価値観にシフトチェンジ。

 

太陽蠍座サインに進むと、少数の厳選した対象との集中した深い関りの中で、自分自身を大きく変容させるという目的の一カ月間になります。

 

関係性が深く狭くなると、関係が密封されて待ったなしで逃げ場がなくなりますが、自分に足りないものを対象から取り込み、自身が深く変化するまでは、その対象から分離することはできません。その代わりに天秤座が決して得られなかった、根本的な自我の変容が手に入るのです。

 

現在の天空は、太陽に先駆けて、既に水星、金星が蠍座サインに入っていますね。

 

蠍座サインの水星、金星は、いつもは心の奥深くに仕舞い込んでいる意識、普段陽が当たらない心の底に沈んでいる無意識な澱みを、特定の相手との言葉を介したコミュニケーションで

深く掘り下げ共有して楽しみや喜びを共有するというイメージが浮かびます。

 

昨日はその蠍座サインと同じ水のサインの魚座に、感情を意味する月と魚座サインの守護星の海王星が重なって、現在蠍座に位置する水星と山羊座に位置する冥王星とで、小三角のアスペクトを形成していました。

 

月と海王星を感情の浄化としたら、トラインにあたる水星がその感情の浄化を無意識に言葉にします。

 

そしてその3天体の意向で、山羊座の冥王星(現実的、根本的な変容)の目的に向かってそれらの天体達がスムーズに働きかけていきます。

 

普段口にしない重い~問題を、心を開いて協議し、ビジョンを共有しあうイメージも浮かびます。

 

昨日の月は折しも私のアセンダント(私自身を示す)に差し掛かっていました。

 

昨日のその星配置が私にどう影響したかというと、

 

蠍座サインにタイトな金星合海王星を持つ友人から数日前に連絡が入り、昨日は久しぶりにゆっくり話をする時間が持てました。

 

偶然に近隣で知り合ったかれこれ20数年前からの友人関係ですが、楽しみや喜びを示す金星同士が異なるせいもあり、日常を頻繁に共有する関係ではありません。

 

友人は蠍座の金星で、特定の深く親しい相手が、一人要れば幸せという価値観を持ちます。

 

愛する人がいればその人とそれはとても密なつながりを保ちます。

 

私とはまったく異なる幸福感を持つ金星サインなので、とてもその様子は興味深いけれど、長年のつきあいで深く理解しているので、時々互いに連絡があった時だけ会うようにしています。

 

友人でも夫婦でも、縁がある人たちは共通の天体のアスペクトを持っていることが大多数なのですが、その友人と私も、金星と海王星のタイトなアスペクトを持っています。

 

そして月と海王星がトラインの友人と、太陽と海王星がトラインの私。

 

海王星繋がりですね 笑

 

互いの基本的な幸福感は異なるけれど、その幸福感が向かう方向性が類似しているんですね。

 

で、その友人と会った日が、私自身を表すアセンダントに月、海王星合で、蠍座の水星には、友人の海王星と金星合で、タイトなトラインを形成。

 

頻繁には会わない友人だけに、あらかじめプログラミングされたような星の配置でのひと時が

やはりとても興味深く思えた昨日でした。