本日も暑い。

最近いろいろ手を出しているせいか忙しくてブログの更新もままならない。

まあ人生なんでもやってみることだ。

 

新橋でランチ。

高架下にある青森のアンテナショップ「8Base(エイトベース)」に行ってみる。

併設のイートインは時間も遅いせいか客もまばらである。

テーブルに通されてメニューを見ると青森のソウルフードと言われる「せんべい汁定食」があるので迷わずオーダーする。

 

待つ間せんべい汁について調べてみる。

せんべいとは小麦粉に塩を水を混ぜて丸い形に焼いたもので冷害が多く米がよく取れなかった地域の貴重な保存食だったらしい。これを味噌汁や鍋に入れて煮たものが「せんべい汁」。なんでも「せんべい汁」という呼び名が定着したのは平成になってからで、地味な料理であったが八戸の観光団体がPRに乗り出し、現在では全国にその名を知られる地域おこしの立役者になったとのことである。

 

そうこうするうちに「せんべい汁定食」が運ばれてくる。

せんべい汁は最後まで冷めないように火にかけられている。

御飯は鮭とイクラの親子丼、その他小鉢とお刺身もついている。

せんべいのもっちりとした歯ごたえを楽しみながら青森気分を堪能する。

 

なるほどと思う。

アンテナショップにもいろいろあるが、地域おこしを真面目に考えて丁寧に作りこんでいるところもあれば、「まあこの程度で適当にやっておけばいいだろう」という気持ちが見える残念なところもある。

「8Base」はその中でも上等であろう。

地域おこしに本気で取り込んでいる気持ちが伝わってくる気がした。

 

ありがとう、8Base。

おいしかった。感謝。