冬の高尾山ハイキング その5 / Winter hike at Mt. Takao ① ⛰🥾❄✨
December 22nd 2025
今週も高尾山へ〜。🥾 残り花や色づいた木の実、草の実などを探しながら、ぐるっと歩いてきました。😄
オオカモメヅル/大鴎蔓 aristolochioides
山地や丘陵地の林内に生えるキョウチクトウ科カモメヅル属の多年草。
対生する葉を飛翔するカモメ/鴎の姿に喩え、蔓植物なのでこの名前。
花が終わるとガガイモの仲間特有の袋果を2個水平につける。秋に熟すと割れ、長い毛がある種子が出る。
今シーズン、なかなか会えなかったオオカモメヅルの果実にやっと会うことができました。😍 しかも風に乗って旅立つ寸前の種、ベストタイミングでした。🙌
テイカカズラ/定家葛 Trachelospermum asiaticum
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木で、有毒植物。
果期は10月。果実は長さ約20cmの細長い袋果で、2個が対になってぶら下がる。熟すと縦に裂け目ができ、種子を散布する。種子にはとても長く白い綿毛があり、風で飛ぶ。
こちらも実割れが進んで、白い綿毛がキラキラ✨の種がたくさん出てきていました。😄
マルバノホロシ/丸葉のほろし Solanum maximowiczii
ナス科ナス属のつる性多年草。
茎はつる状で無毛。
葉の基部はくさび形で柄には翼がある。(ヤマホロシの葉柄には翼がない。)
液果は球形で熟すと赤くなる。
今年はいつになくいろいろな場所でマルバノホロシの果実に出会えました。❤️
お花は地味めなので、咲いている時には気づかず。😅
カラスザンショウ/烏山椒 Fagara ailanthoides, Japanese Prickly-ash
ミカン科イヌザンショウ属の落葉高木。雌雄別株。
サンショウに比べ木も葉も実も大きいので、名前にカラスが付く。またカラスが実を好むためにこの名前になったようでもある。
河原、崩壊地、伐採跡地などに初めに生える先駆植物。
アゲハチョウ科のチョウの食草。
サンショウ同様、葉には油点があり、特有の香りがある。
果実は乾果(袋果)で紅紫色。3分果で、熟すと皮が裂け、黒い種子が表れる。鳥などによって被食散布される。
カラスザンショウには独特の香りがあります。柑橘系のスパイシーな香り?🤔 ほのかに香るとよい匂いなのですが、ちょっときついと頭が痛くなる香り… かな。😅 この時期、登山道を歩いているといろんな場所でこの香りがしてきて、周りを見回すとカラスザンショウの実が落ちているのに気づきます。
シロミノマンリョウ/白実の万両 Ardisia crenata f. leucocarpa, white coralberry
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。
マンリョウが赤実をつけるに対して本種は黄白色の実をつける品種。
普通のマンリョウはこの時期、実はもう真っ赤に色づいています。
ツルリンドウ/蔓竜胆 Tripterospermum japonicum
リンドウ科ツルリンドウ属の多年草。
リンドウに似たつる性の植物なのでこの名前。
花期は8〜10月。葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花をつける。
果実は液果で、枯れ残った花冠の上に突き出し紅紫色に熟す。
ツルリンちゃんの実はもう渋めの赤になっていました。🍎
アオツヅラフジ/青葛藤 Cocculus orbiculatus, Snailseed, moonseed
ツヅラフジ科のつる性落葉木本。有毒植物で、雌雄異株。
果実は晩秋に緑色から青く熟す。果実には核/種子が1個入り、形が扁平で円くカタツムリの殻のようなので、英語名は Snailseed (カタツムリの種)。
ツチグリ/土栗 別名: ツチガキ/土柿 Astraeus sp., Earthstar
ツチグリ科ツチグリ属のキノコ。
乾いている時は丸まり、湿気を帯びると開きやすいので「星の湿度計」と呼ばれることもある。肉が白い幼菌は食べられる。
今年はツチグリにもあまり会えませんでしたが、今回はお腹がいっぱいになるほど?😂たくさんのツチグリに会えました。🍄🟫😆
真ん中にいるのは特大のツチグリ親分 🍄🟫🥸 😂 右上の端っこにいる黒いのは外皮がちゃんと開かないで腐ってしまった幼菌。😅
ツチグリは、「天気が良く乾燥した日には外皮を閉じて丸くなって風で移動し、雨で湿度が高い日には新しい場所で外皮を広げて胞子を散布するという、とっても賢いきのこ… 」です。😆🙌
ツチグリのお尻にも一応根っこがありますが、髭根のように細くて短く、ほんの少ししかないので、すぐに土から抜けてしまって斜面を転がっています。😂 そんなツチグリーズをアソートしたのがこれです。
半分土に埋まったまま開いたツチグリや、これから外皮が開く幼菌が写っています。
















