ひと月にも渡って行なわれますがその期間、見所が多い事でも知られています。
特に今年は150年ぶりに大船鉾が復活するということ、そして今年から7月17日の前祭(山鉾巡行と神行祭)と、24日の後祭(山鉾巡行と還幸祭)が元のかたちで復活するという記念すべき年なのです!
後祭りに参加する山鉾の中でも先の大船鉾が巷の話題を独占しておりこの20日(日)は曳き初めが行なわれると言う事で歴史的な一瞬を自分の目で見たい(あわよくばその曳き初めに参加したい)という思いが有って駆けつけて来ました。14時から開始と言う事でそれまでに現地近くまで行くも生憎の激しい通り雨に遭い足止め状態、ギリギリ大船鉾の処まで行くも大勢の見学人が押し掛けており曳き初めには参加出来そうに有りません。
※通常、祇園祭の巡行の際に山鉾を曳けるのは町内かつ決まった男性のみ。ただし、この「予行演習」では誰でも曳く事ができます。
振り返ると狭い新町通が大勢の人で埋め尽くされていました。
向こうに見えるは南観音山の勇姿です。
※いつもこういう時に思うのですが、この混雑にも関わらず三脚立ててまでも必至に撮影するマナーの悪いアマチュアカメラマンが若干居た事。確かにその場所だったら皆よりも良いアングルで写真を撮れるのは分かりますが、アレは駄目でしょう。迷惑以外の何者でもありません。
閑話休題。
仕方が無いので通り道でカメラを構えて記念すべき時を待つ事にし、シャッターを思う存分切って来ました。
どうですか、この人垣。大船鉾が動き出した所です。
テレビカメラも沢山入っており注目度が分かります。
雨が上がって良かった! 蒸し暑かったけど・・・。
大きな歓声とともにゆっくりと進んで行きます。
鉾にはハンドルが有りませんのでこんな感じで車輪に板を噛ませて舵取りします。
ばきっ!という大きな音とともに車輪がずれる時は見物です。
四条新町付近。
現場はもう凄い事になっており(四条通りを通行止めにしさらに北上する予定でしたが)、大船鉾の身動きが取れなくなり、不本意ながらここから元の場所に戻る事となります。動いた距離はほんの僅かでしたが、歴史的な瞬間に立ち会えて良かったです(このあとまたまた土砂降りに・・・傘を持ってこなかったので雨宿りでまたまた足止めです)。
雨も小振りになって来ましたので、何かと今年ご縁が有った南観音山に移動。
ここで15時から予定されている曳き初めに参加してみようと思います。
それまでは写真を沢山撮っておきます。
町会所を出発、新町通りをまずは北上し、また南へ戻ってくる所を撮影してみました。
狭い道路一杯一杯で電線を引っ掛けない様に慎重にまっすぐに曳きながら進む姿はスリルが有ります。
奥は同時進行中の北観音山です。
豪華絢爛な動く美術館!
町会所を通り過ぎ、南から上がってくる番にわたしも曳き初めに参加出来ました。
大勢の子どもたちも参加し、盛り上がりましたね。
まいまい京都さんのツアーでお世話になった南観音山保存会の木村さんにもお会い出来てお話し出来たのも嬉しかったです。参加者には町内会からシューアイスの差し入れを頂きました!有り難うござました。沢山汗をかいたので一層美味しく頂けました。
町会場付近の無名舎(吉田家住宅)さん。
素敵なお庭がちらりと見れました。
もう一度大船鉾に戻ってみましたが、相も変わらず大混雑でした。
写真を撮りながら界隈を歩いていると多くの知人に会うのでびっくりです。
これだけの人ごみの中でも、ですよ。世間は狭いですね。
南観音山にもう一度戻り、そのまま北上、北観音山を見てみました。
他の山はどうなのだろうと見学に行くと・・・・
役行者山はまだ大工さんが雨の中組み立て中でした。
祇園祭期間中は色んな所で洒落た飾り付けも見られます。
そういうのも愉しみながら散策すると良いですよ。
黒主山は8割ほどの完成といった所でしょうか。
おなじみの真っ黒なテントを立てておられる所でした。
浄妙山はほぼ完成していました。
鯉山は完成していましたがお参りはまだだという事でした。
後祭に参加する山鉾は全部で10基。屋台は出ないとの事ですが今夜あたりから盛り上がっている事でしょう。
後祭の宵山は21~23日、山鉾巡行は24日9時半からです。
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