みなさん、こんばんみーーーーー!

今年の夏も楽しくてしょうがない北国からアタシです。どーーも。

 

miyaお江戸へ行く 後編 

早速いってみよ!!

 

ホテルのある立川駅のとなりの駅 東中神駅から徒歩15分ほどに2号の研修場所となっている施設があります。

 

歩くの嫌いだし、暑いし、迷子になったら困るからタクシーで行こうかなって言ったら2号に「駅からまっすぐ1本道なので迷うことは無い。

恐らく15分もかからないから歩きなさい!」と怒られましてwww

 

歩いたけど、めちゃくちゃ暑いーーーえーん

ホテル出た時から32度とかなってるしーー。

施設を目指してヨボヨボ歩いて途中の日陰で休んだりして(お婆ちゃんか!そうだよ!おばあちゃんだよ!)なんとかたどり着きました。

 



施設の前でその巨大な建物を見上げ、立ち止まってる私と同年代の女性がいて、

「もしかして、初等科研修の見学ですか」と声をかけたらそうだというので、一緒に建物に入ることに。

 



受付を済ませ、「班名」と色分けされた首から下げるプレート渡されて、大きい講義室に案内され始まるのを待ちました。

 

入口で声をかけた女性と隣同士で座り差し障りない話などをしながら過ごしました。

 

なんかかみ合わないなと思ったら、私の子供は男子だと思われていて(女子は少数なので仕方ない)男子前提で話されてました(笑)

 

でーーすーーよーーねーー。

 

女子のお母さんに見られたこと一度も無い。

こうやって初対面の人にも1000%男子のお母さんだと思われる。

 

なんでや!!!

女子2人のお母ちゃんやぞ!

娘二人ともめっちゃギャルやぞ!!

なんなら自分も三姉妹やぞ!

 

ま、今回は300強人中女子は80人しかいないので男子の親と思われても当然だけどさ。

 

女性は東京の人で息子さんも勤務地は東京だそうで、週末は自宅に帰ってくるそう。

 

なんだよww

あめーーな。オイ! なんてことは思わずそれは良かったですねと思ったよ。

だって食事とか心配だもんね。

 

 

ほぼほぼ聞き役で一人「うなずきトリオ」になってました。

 

ウンナーナーウナウナウナナー

 

 

時間になると、施設長の方の挨拶があり、その後は担当者の方が組織の歴史や、研修の内容の説明等スクリーンに映し出される写真を見ながら説明してくれました。

 

法律の勉強、護身術、集団行動、組織の一員として徹底的に鍛えられます。

 

定期的に試験があり、試験をクリアするには退勤後自室での勉強をかなり頑張らないと難しいとの事。

 

なのでみんな食事が終ると自室に籠り消灯時間が過ぎても勉強するそうです。

 

肉体的な疲労のうえに勉強だから辛かっただろうに。

 

その後施設の見学がありました。

(詳しくは書けないのでスルー)

 

その後やっと目的である「術科査閲式」が行われる体育館に移動。

 

同じ制服を着た300人

男子と女子全く同じ。

 

体育館の上のギャラリー席から見るので全く2号が探せません。

全くわからないまま半分ぐらいプログラムが過ぎていきました。

 

「これは無理だわ。探せない」

諦めかけた時やっと「これか?」という人物発見!?

 

みつけられたきっかけは走る姿です。

あの子の走る姿はずっと見てきた。

 

集団行動だから一糸乱れず他の人と同じ形で同じ歩幅で同じ動きが徹底されるから違っちゃダメだけど、その中でもわかる。

 

他の人が見たら周りと同じだろって思うかもしれないけど私には違いが分かった。

 

その人物にロックオンして見てたら、集団行動の移動時にギャラリー席の真下に来たので顔を確認したらやっぱり2号だった!

 

「あれ!うちの子!あたしがお腹を痛めて産んで、命がけで育てた子!見て!」って言いそうになったけど、周りの人みんなそうだよねww

 

みんなそれぞれの「うちの子」を見に来たんだから。

 

式の構成は4部ほどに分かれていて、どれも圧巻でした。

今年は人数が多かったらしくそのせいもあり迫力が凄かった。

 

あの中に2号がいるんだよな・・・

あの大きな声の中に2号の声も混じってるんだよな・・・

 

つい最近までたまに私の布団に入ってきて甘えてたのに、わがまま言って怒られたり、メソメソ泣いたりしてたのに。

3月まで高校生だったのに。

 

2号の職業は守秘義務があるので家族にさえ仕事の事は何も話せない。

 

2号は真面目だから規則をしっかり守ってて、私がどう?どんな感じ?って聞いても

差し障りない事しか言わない。

 

愚痴も悩みも言わない。言えない。

 

あの小さい体にいろんなことをたくさん溜め込んでいるのだろうと思うと私の心がチクチクする。

 

でも何もできない。

する必要もない。

もうあの子はあの子じゃない。

 

そんなことを思いながら見たことも無い風景を見てると、

 

涙が出るでもない

感動するでもない

充実感でもない

寂しさでもない

誇らしさでもない

 

なんとも言えない初めての感情に包まれました。

 

子育てって急にブツって終わるんだなーって。

フェイドアウトでもなく、急に最終回になるんだなって。

 

子育ては終わっても、子供にとって親の存在が今までと違う物になっても、親からしたら自分が死ぬまで子供は一生子供なんですよね。

 

もう子供の為にいろいろすることが無くなっても、子供は子供。

心配は尽きないし、私は子供たちの為に生きてるし。

 

2号はとんでもなく厳しい世界に飛び込み、続ける限りその圧に耐え、自分を見失い迷子になるかもしれない。

でも、私はもう何も言わない。もう助けることは出来ない。

 

ただ、2号が傷ついて全てを失くして帰ってきたら、何も言わず

「おかえり」とだけ言って美味しいご飯を作ることは出来る。

 

これから私が出来るのはそれだけだ。

 

だから、私も頑張って子供たちが帰って来れるこの家を守らなければダメだね。

 

なんかしんみりしてしまったけど

研修中のめっちゃおもろかった話を聞いたので書いときます。

 

柔道や護身術を習うようで柔道は中学の体育の時間に2、3回やっただけの2号。

 

苦労したようなのですが、なんせ身体能力バカ高女なのでやればそれはそれでまた才能発揮しちゃうんでは?と親バカの私は思ってました。

 

ところが「受け身」の試験が1発で合格できず追試になったと言うんです。

「え??あーたが勉強以外で追試?」と意外だったのですが、

何故追試になったのかと言うと

 

「受け身がきれいすぎる」との事

 

意味不明でしょ?キレイならいいじゃん!と思ったのですが、同期で柔道でその道に進んだ人の受け身の写真と2号の受け身の写真を見比べてよくわかりました。

 

 

柔道で国体とか出てるその同期の子の受け身の形は

 

背中が全面ぴっとり畳に着いてて、

頭だけ上げて、

両足は自然な形であがり足の裏が天井に向けられてる。

両手は手のひらを大きく広げて畳側に「バーン」って着いてるんですよね。

 

それに比べて2号の受け身は

 

肩だけ畳に着いて

肩から下が天井に向かってピーーンって持ち上がってて

足の形は体操の床の演技を思い出させる、足首から足の甲まで真っすぐになるようピンと張り、

両手は指が演技中のように形作られ完全に柔道ではなく体操の「床」のひとコマなんですよね(笑)

 

もう写真みたら面白くて面白くて笑い泣き笑い泣き

これ柔道じゃないじゃん笑い床の演技中じゃん笑い笑い

 

畳に肩しか着いてねーーーし笑い泣き笑い泣き

指、形作ってるし笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

 

3ヶ月の研修は身体共にとても厳しい経験だったようだけど、お互いを支えあう全国の仲良しの仲間が出来たし、刺激にもなった様子。

最後は研修が終わって欲しくないとまで言っていたほどその仲間たちと離れるのが辛そうだった。

 

研修が終って欲しくないというのは、仲間と離れたくない気持ちとこれからいよいよ始まるんだという緊張があるんだと思う。

実際、実務が始まりすぐ辞めてしまう人も少なくないらしい。

 

それが現実だ。

 

いつも娘達に言う

「大きい無理はしなくていい。ぶん投げて逃げろ。

でも小さい無理はしろ。小さい無理を超えていくしか人間は成長できない。

自分の限界を自分で決めるな。あんた達が思ってるほどあんた達は弱くない。

なぜならお母ちゃんの子供だから。」

 

人間は無理の積み重ねでいろんな事が出来るようになって、いろんな自信がもてるようになる。自分の中で「実績」を作るんだ。

 

こんなスパルタ母ちゃんに育てられて気の毒だがwww

 

また話しが逸れてしまいましたが、そんなこんなで2号が新しいスタートを切りました。

同じ市内だけど官舎に住んでるので2号ネタはもうほとんど出てこないだろうなと思います。

 

小さい時から見守っていてくれた古い付き合いの読者さん、応援ありがとうございました!

 

あんな小さかった2号がね。びっくりしちゃうね。

 

また報告できるような事があればしますーー。

 

最後に、研修施設で歓談後撮った写真をオマケ

 

2号が敬礼してたので私も真似しようと思ったら右なのか左なのかわからなくて

両手で敬礼した写真。

 

こんな親子うちだけでしたわ・・・