みなさん こんばんみ。
北の国からアタシです。どーーも。
今回のブログもおでかけ記録ですーー。
日帰りアタオカ長距離ドライブ~~
5月27日(土)に行ってきました
タウシュベツ川橋梁(タウシュベツガワキョウリョウ)
その週の月曜日かな、ツイッターのTLを流し見しているとこの橋梁の写真が!
「外国の遺跡かな。美しい…」と思いタップして見てみると…
ちょっと!奥さん!!
我が北海道じゃないですか!
全然知らなかった・・・
53年も北海道に生きてて、しかも5歳まで釧路、7歳まで網走に居たのに!
早速得意の「めちゃくちゃ仕事してる風」で仕事中に調べまして・・・
札幌から片道約250km
高速道路使えば3時間少々
高速道路使わなければ4時間50分
私は例えば不幸があった時とか、仕事とか、とにかく急いでいかなければならないような場合は高速全部使いますが…
道中寄り道したり、止まりたいところで止まったり、通り過ぎてもやっぱり見たい!と思えば引き返して見たり
景色やいろいろな町並みを見ながら行くことこそが長距離ドライブの楽しみ方だと思うので高速道路は使いません。
片道250kmで5時間ならば全然日帰り許容範囲(でましたアタオカ)
タウシュベツ川橋梁の事を調べましたよ。
ウキペディアによると(省略してます)
元々は、日本国有鉄道士幌が十勝三股駅まで開通した際、昭和14年に音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられた橋である。
昭和30年に、人造ダム湖である糠平ダムが建設され、橋梁周辺が湖底に沈むことになった。
その際に、橋梁上の線路は撤去されたものの、橋梁自体は湖の中に残されることとなり、現在までその姿を留めている。
糠平湖は人造湖であり、季節や発電によって水位が劇的に変化するため、橋梁全体が水没してしまう時期もあれば、水位が低くなって橋梁全体が見渡せる時期もある。
その様子から、「幻の橋」とも呼ばれる。
だそうです。
ここで強烈に私を動かしたのがこの部分
橋梁全体が水没してしまう時期もあれば、水位が低くなって橋梁全体が見渡せる時期もある。
私は橋梁の全体を見たいのじゃ。
その年にもよるそうですが、4、5月で大雪山の雪解け水がMAX量になり、6月にはダムから水が入り始め8~10月になる頃にはすべてが水中に沈み、そのまま冬に凍る…
橋梁のすぐ下から見れるのは今しか(5月)無い!!!
さらに調べると誰でも自由に行けるところではないらしい。
国道から橋梁にいくまでの山の中の道、通行止めになってます。そのゲートを開けるための「鍵」があり、1日10個限定で貸し出されてます。
今年から鍵の管理を民間に委託したらしく道の駅で貸し出しをしてるようです。
ネットで調べたらなんと2ヶ月先まで貸し出しの予約が埋まっていて(2ヶ月先までしか予約できない)たとえ2ヶ月先予約出来たとしてもその頃はもう湖の中・・・・
正直、私は来年も今と同じように動ける保証はなく・・・
まさかないとは思いつつも、いつも「最後かもしれない」という考えが常に頭にあって。
なので後悔したくない。オオゲサダケド。
道内の観光名所なんていつだって行けるし誰かに連れてってもらうことも可能だと思うけど、それじゃ意味がないのよね。
どうしても今年、5月中に行きたい
あとは現地のツアーに申し込むしかない。
ツアーは午前に1回と午後に1回
所要時間は2時間半。料金4,500円
正直、ツアーは苦手
(こう見えて人見知り強い)
(集団苦手)
(拘束されるの嫌い)
(他人が変に気になって人間観察に忙しくて集中できない)
だからちょっと嫌。。ってなったのだけど背に腹は代えられず参加の申し込みをネットからしました。
でもその時点で水曜日。その週の土曜日のツアーに申し込んだので急だし、もう無理かなと思いつつ・・
すぐメールで返信あり
定員満たしてるのでもうダメとの事。。ダヨネ
キャンセル待ちしますか?と問われたので「お願いします。前日の夜までにキャンセル出るようでしたらぜひ」と返信。
半ば諦めてましたがなんと次の日、キャンセルが出たとメールが来ました
各地でヒグマの事故のニュースが入ってきてるこの時期に、バリバリのヒグマの生息地に入るのはめちゃくちゃ怖かったのですが、その点ツアーだと人数が多いし、経験豊富なガイドさんがいるし、ヒグマ対策的にはひとりで行くより安全だよね
前日、ガソリン満タンにして、タイヤの空気圧調整して、タイヤのナットの緩みチェックして準備万端
当日、札幌は快晴!現地は午前中少し天気が崩れる様だけど私のツアーは14時からで
その時間帯は晴れの予報!
一度家を出たけど忘れ物を取りに戻ったりして予定より少し遅れて出発
遅れて出発したくせに途中の富良野のフラノマルシェでアイスを味わうなどして・・
テナントいろいろ見たかったけど地味に時間やべーーかもってなってたので早々に出発!(なら食うなww)
富良野から最短ルートをすこし外れてるけれど「金山ダム展望台」を見たかったのでナビを設定して走ってたら着いたのは金山ダム管理センターでした
あれ?ってなったけどダム見れた
高所恐怖症ではないけれど見てると吸い込まれそうになってヤバいww
こわーーすごーーーこわーーーーすごーーーってなるよね。
上写真が橋から見た湖側で下写真が放流側
橋から下を見たらかなりのゾクゾク感
管理センターを出て国道に戻り少し走ると、「展望台」の看板を見たけど、当然寄る時間はなくなってしまい素通り・・何やってんだよアタシは
金山ダムからツアー集合場所への到着予定時間が14時40分…
ツアー開始が14時
集合時間が13時50分
諦めたらそこで試合終了です(だっけ?)
頑張るジム子
友達に金山湖キャンプ場気になってるから様子見てきてー!って言われてて、任しときー!って言ったけど、キャンプ場の前1秒くらいで通り過ぎちゃった
一瞬だったけど「雰囲気良かったよー」テヘ
写真くらい撮れる余裕があったら良かったのにめんごめんご
しかも実は痛恨のミスをしていた私・・・
金山ダム出るとき、ツアーの集合場所である「ぬかびら温泉文化ホール」の近隣の住所をナビに誤入力してて・・・・
一文字違うだけで全然違う所(当たり前だろ!)
途中で気が付き・・・でも幸い方向的にはあってる。
少しだけ遠回りでものすごく怖い獣道を爆走することになったけど、
なんと集合時間の10分前に無事到着しました
ジム子無理させて本当にごめんね
集合場所のホールには老若男女20人程いて・・・
おひとり様は私以外にオジサン1人だけ。
受付で受付表を1枚記入し、料金を払い、貸し出しの長靴を受取り、ガイドさん(3名)の紹介があり、全員でガイドさんから注意事項を聞き3台のミニバンに分乗しました。
マイクロバス的な車なのかと思ってたけどミニバンでした。
知らない人とミニバンに乗るのキツイ…と思ってましたらここで「おひとり様特典」おひとり様なので私は助手席でした
見渡し良いし、隣のガイドさんの説明聞きやすいし最高!
現地までの乗車時間は10~15分くらいだったかな・・
上士幌町の説明や季節ごとの自然の様子。ヒグマの事等はとても興味深く楽しいお話でした。
先頭車のガイドさんが通行止めの鍵を開けていよいよ緑の中へ
そこら中に「ヒグマ多発中」「ヒグマ注意」「ヒグマ出没地」の看板・・・
ガイドさん曰くヒグマの生活圏に入るんだから当たり前のことで注意のしようは無いですよねと。本当にそう思う。
クマがいることわかってて入るんだから事故が起きても悪いのは人間の方。
橋梁までの獣道はその昔林業が盛んだった頃、この道を使って切った材木を運んでたそうで車1台分の幅しかない道を20トントラックも通ってたとの事!
この狭い道を!!と驚いた。
駐車場っぽいところに車を停め、そこから徒歩で200メートル位
道なき道。
倒木だらけと思っていたらその木は湖が運ぶ流木だって!
今歩いてくこの道のところまで水が来るという事!!
だからその年によってレイアウトが変わるんですよーって(笑)
急に目の前が拓けて・・
なにここーーー!!
遠くに水が迫ってきてるけど橋梁の所はまだ乾いている。
小さい小川が流れてるだけ。
写真で見てた通りの姿がそこに。
声出ちゃった。
集合時間を告げられここでフリータイムに。
ガイドさんについて歩けば見どころや説明が聞けるとのことで私はガイドさんに付いていくことに。
かなり足場が悪いので歩くのに不安のある人や、写真をひたすら撮りたい人などはフリーに。
ガイドさんはこの橋梁の歴史や、四季折々の様子と写真など見せてくれました。
湖が凍り、氷を突き破って出てくる橋梁の写真すごかった。
冬は冬で壮大で荘厳な橋梁の姿。スノーシューを履いて湖の上を歩くそうです!
ガイドさんは写真の撮り方のポイントや撮るおすすめの場所等教えてくれました。
私がスマホで撮ると大したことないけれど
実際はすんばらしい景色です。
このコンクリート製の橋梁は昭和14年に作られ、線路を撤去される昭和30年まで蒸気機関車が走っていたのです。この緑深い森の中を蒸気をモクモク出しながら・・・
なんだかその風景が簡単に目に浮かびました。
生まれるずっと前だから見たことないのに。不思議な気持ちになりました
20年くらい前から損傷が激しくなってきたようで橋の中央部分のアーチから崩落が始まってるとの事。
今の完全な姿で見れるのは今年で最後かもしれませんとガイドさんが言うのを聞いてやっぱり今見れて良かったと思いました。
他にも違うツアーの人たちが来てましたが、このようにガイドさんが付いて写真を見せながらいろいろ説明してくれてるのは私達のツアーだけだったようです。
あとは現地に連れて来てくれるだけのツアーみたい。
ツアー嫌と思ってた私ですが今回はツアーに参加して正解でした。
タウシュベツ川橋梁のあとは旧ほろか駅の史跡や、旧士幌線の他のアーチ橋を何か所か案内してもらったりしました。
かつては林業が盛んでこの山に2000人が生活してたとの事。
駅前にはたくさんの店が並び栄えてたそうです。
今はもう森の中。
森の中にうっすら当時の「駅前通り」の面影がありました。
駅舎の建物の基礎の跡、トイレの跡等。駅長が住んでいた住居の跡。。。
なかなかそんなところを見る機会はないし、ガイドさんが居なければ知りえないことでした。
私が申し込んだツアーは「NPO ひがし大雪自然ガイドセンター」さんです。
4500円と聞いて最初は高いな!って思いましたがそれ以上の収穫があったので参加してよかった
オススメです!
ツアー解散後、三国峠展望台に寄りました。北海道の中で標高が一番高い展望台だそうです。
写真撮りたい場所があったのだけど先にいたカップルがなかなかどけてくれなかったので諦めてここからパチリ。
途中素敵な風景に会うと車を停めて写真とったり、ボーっと眺めたり。。
国道の脇にエゾシカがしょっちゅう居て、飛び出して来たら大変と思いスピード抑えて走りました
鹿のおちり、まっちろでめんこい
これは旭川に入ってからの風景
水田に夕陽が映えて綺麗。
旭川は米どころでもあり、酒どころでもあり
行きは富良野経由で金山ダムを寄って向かい
帰りは糠平湖から北にある三国峠(赤い手書き丸印の所)を見て帰ったので北上し旭川経由で
走行距離 522.5km
行ってきます 8時42分
ただいま 22時15分
無事に帰っていいちこ飲むまでがひとり遠足です
かんぱーーい!
今回もとっても楽しいひとり遠足でした
毎度ツイッターのフォロワー様リアタイでお付き合いいただきありがとうございました。
リプライ頂きながらなので、ひとりのようで一人じゃないところがこれまた楽しい
長くなってしまいました
最後までよんでくださった奇特なそこの奥さん!
いつもありがとうございます