みなさん、こんばんにゃーーー。
いつまで降るんだいこの雪は・・・・
「発注ミスで2、3年分先に降らせちゃいましたーーテヘペロンペロン」
って言うなら許すけどさ・・・・
どーーもあたしです。
その後のゴロちゃんの事です。
あ、「ゴロちゃん」とは、おそらく一度も人間と暮らしたことが無いと思われる野良猫で、去年雪が降る直前に保護に成功した高齢(らしい)の猫です。
その時のブログがこちら
この時はまだゴロちゃんは猫エイズに感染してる(まだ発症はしていない)けれど、血液検査の結果を見るとそれ以外は健康でした。
でも成長期の一番栄養が必要だった時期に満足に食べれなかったのでしょう。
雄猫なのにとても小さく子猫のようです。(2.6kgしかありません)
この写真は背中の「取っ手」が取れた後なので背中が少し禿げてます。
今は大丈夫になりました笑笑
取っ手の写真
なんと、冬毛の塊なのですが骨みたいに硬くなってて、無理に取るとやばい事になりそうだったので様子見てたら、ある日ポロっと取れてました!
スッキリゴロちゃんになりました。
こんな取っ手が背中に
そして保護したときから便が緩くて気になってました。
(前回のブログの時は保護したその日に病院に連れて行ってるので、下痢してることはわかりませんでした)
口内炎の抗生剤を服用させてたので、下痢が薬によるものなのか、他の原因なのか…
再度病院へ。
便を持っていき調べてもらいました。
便の中にはもの凄い量の寄生虫とその卵があったそうです。
先生も驚くほどの量だったそうです。
水を介して感染する、カエルや蛇などの生物からうつる寄生虫だそうです。
どんな生活してたのか想像すると悲しくなります。
これじゃ、いくら食べても太れないはずだ・・・・
下痢の薬と駆虫薬を貰い1週間飲ませ続けました。
口内炎の抗生剤は同時には服用できないので一度中止。
まずは駆虫を優先。
1週間後にまた便を持っていき調べてもらいました。
すると無事駆虫できてて、成虫も卵も見つからなかったとの事で、ひと安心。。。
ゴロちゃんは野良猫のサガというか、とにかくいつも飢えていました。
この小さい体のどこにそんな入るの?って思います。
お腹の中の寄生虫がいなくなったのだから、もう食べたものは全部ゴロちゃんの栄養になるはず。。
物理的には絶対空腹じゃないと思うんです。
ケージの中で上下の移動しかなく、ほとんど寝ているからカロリーも体力も消耗せずだし。
でも全然体重が増えない。。もうおじいちゃんだからかな・・・・
そして、最近は口の中が痛むようで、もごもご口を動かしたときに「ギャッ!」って短い悲鳴のような声を出す
様子を見てると、どうやら自分の牙が上下の歯茎を刺してるみたいで、よだれには血がにじんでるし、口の中が常に出血してる状態みたいで、その口でグルーミングするから体が汚れるのです。
ゴロちゃんの寝ているところはいつも茶色く色づきます
そして、また下痢が続いたので病院にいきました。
口の中を痛がっているので抜歯はどうかと相談したところ
「抜歯はしない方がいい」と言われました。
ゴロちゃんは牙がものすごく立派なのです。そしてそれはグラつきもなくしっかり生えているので。この状態で抜歯すると、逆に体調を崩すことがあるとの事。
(あー。友達も言ってた…抜歯したら急に体調悪くなってあれよあれよと弱り死んでしまったと…)
先生は抜歯はせず、炎症を抑えて口内の菌の増殖をとめれば痛みは治まるはずです。
そして、よだれはステロイドの薬で抑えます。
歯を残しても治療できる方法を選びましょうといってくれましたので、それを試したいと思います!
で、問題の下痢ですが、私、持参するのを忘れてしまいその時は調べられず、後日持っていくことに。
もしかしたら、お腹の中で駆虫しきれなかった卵などがあり、また増殖してるのかもしれないので、調べる必要があるそうです。
そんなの怖すぎるわーーー
下痢止めの薬で一応形になったウンチだけどまだ軟いな。。
ゴロちゃんは前までは
・お腹空いた時
・トイレが汚れた時
だけ鳴いて教えてくれました。
でも最近は「おーーい!お母ちゃんて呼ばれてる人!ちょっとこっちきて撫でてもいいんだけど!」って呼ばれるときもあり、可愛いの
ケージの中で体を撫でると全体重を預けて傾けてきたり、スリスリするようになりました。
でも顔の近くを撫でてるとたまに「ギャッ」っていうのでどこか痛いところがあるんだと思う
可哀相に・・・
若くて血気盛んな猫と違って、「出せ出せ!俺をこんなところに閉じ込めてるとは何事だ!」
っていうアピールは全くなく、逆に出そうと思っても怖がって固まってしまいケージの奥へ奥へ逃げます。
ケージの扉が閉まってると安心してゴロゴロ言いながらご機嫌に横になって寝てます。。
外でもほかの猫にいつもイジメられて逃げまどってたゴロちゃん。
一時期、母の家のどこかにいた時も、当時の家猫マルちゃんに追いかけられいじめられてました。
体が小さいからたとえ向かって行ったとしても一発でやられるでしょうから、それをわかってたゴロちゃんは生きるために逃げるしかなかったんだと思います。
私が撫でるときたまに「ビクッ」と怖がる仕草をする時があります。
もしかしたら人間にも辛いことをされたことがあるのかもしれません・・・
ケージの中で過ごすことはとても残酷な事の様に思っていて、いつも心がチクチクしていました。
でもある猫先輩に「ケージの中にいて安心する子もいる。やっと安全な居場所を得たと感じてる子もいる」と言うようなお話を聞いて無理に出そうとすることは止めようとおもいました。
保護当時は全然目が合わなかったのですが、最近は話しかけているときは目を見てくれるようになりました。
利夫や菊代が近くに来ると、ゴロちゃんが緊張してるのが分かります。
でも何か一生懸命話しかけてる時もあります。
利夫と菊代は兄妹ケンカさえ一度もしたことないし、猫パンチも一度もしたことありません。
「ナァーーゴ」と怒った声も出したことがありません。
彼らの爪は「爪とぎで爪を研ぐ」為だけに存在してますww
なので、ゴロちゃんがケージから出ても利夫と菊代が攻撃することは無いと思うのです。
逆に逃げてしまうかも。
1号、2号はゴロちゃんの事も受け入れ理解しながらも、ゴロちゃんをフリーにすることによって利夫と菊代に危険が及んだり、病気がうつったりすることをとてもとても心配していて、それは絶対に避けたいと言います。
その気持ちは痛いほどわかるし、私も同じ気持ちだよ・・・・
どうしようかと、気持ちはグルグル
まずは口の中の疾患を治療してQOLを上げてあげなければ・・・
口の中が落ち着いたら里親さん探す・・・・・
まさかとは思いますけど・・・・
この「とっても大人しくて、ちいさくて、ご飯食べるのが大好きで、トイレも散らかさないで使えて、保護主の話をうんうんって聞いてくれて、妖精のようなおじいちゃん猫」一緒に暮らしたい方いらっしゃいませんよね?
猫エイズが陽性なので、単頭飼いか、同じく猫エイズ陽性の子がいてフリーにしても問題ないおうちや・・・
いないかなーー。
いないよねーーーー。
ミラクル里親さん・・・
この北海道でこの歳まで生き抜いてきたゴロちゃんは
正真正銘 奇跡の猫なんだろうな・・・・
どうか余生は安心して過ごさせてあげたい。
外猫を生み出した人間の罪
この子だけ救っても解決しないけど、せめての罪滅ぼし。
全く知らない極悪非道な無責任人間の代わりに・・・・