浜松市民鍼灸マッサージ整骨院 院長ブログ

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浜松東区の浜松市民鍼灸マッサージ整骨院の院長のブログです。

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こんにちは、浜松市民鍼灸マッサージ整骨院院長の石田です。


3月に入り、だんだんと温かくなってきましたね。
とても過ごしやすい陽気なものです。


さて、今回はハイヒールを履く女性に多い
「外反母趾」についてご紹介させていただきます。

外反母趾は別名「バニオン」とも呼ばれています。

足の母指(親指)が亜脱臼した状態になるため、
親指の付け根がでっぱり、痛みが出たり腫れたりします。

ハイヒールを履く女性に多いため、
都会の方や家の中でも靴を履いて過ごす欧米の方によくみられる疾患です。


まず足の形は3種類に分けられます。

①エジプト型
(母指がほかの指よりも長い)

②ギリシャ型
(第2指が母指よりも長い)

③正方形型
(指の長さがすべてほとんど同じ)

私たち日本人はエジプト型の方が多いのが特徴です。

しかしエジプト型では靴の中で母指が圧迫される状態になりやすいため、
日本人は外反母趾になりやすいとも言えます。

外反母趾になってしまうと、
母指が第5指側に曲がってしまうため、
足の裏の横のアーチがなくなってしまい、
いわゆる「開帳足」になってしまいます。


外反母趾の治療としては、
まずヒールのある靴を履く回数を減らすことから始めます。

ですがなかなかそうもいかない方も多いですから、
こまめに靴を脱いだり、長時間の歩行を避けましょう。

また、ホーマン体操やタオルの手繰り寄せ、指回しなどの
体操を指導させていただいたり、
横アーチ保持の足底板で補正したりします。


重症の場合は手術の適応となることもありますから、
早期治療が重要となります。

お気軽にご相談ください。
こんにちは、院長の石田です。
2月も半ばとなり、気温が高かったり低かったりと体調管理が難しい日々が続いています。
さらに、インフルエンザも流行しています。みなさん体調にはくれぐれも気を付けて下さい。



さて、今回は「アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎」についてお話ししていきたいと思います。

アキレス腱は多くの方が聞いたことがあり、ご存知の方も多いと思いますが、
ふくらはぎの下腿三頭筋という筋肉の腱のことです。

このアキレス腱自体に炎症が起こることを「アキレス腱炎」といいます。
また、アキレス腱はパラテノンという膜で覆われているのですが、その膜に炎症が起こることを「アキレス腱周囲炎」といいます。
両者は同時に起こることもあり鑑別が難しいです。

「アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎」はランニングやウォーキングなどによって
繰り返しアキレス腱部に外力が加わることによって発生します。

さらに、中年以降の方は腱の変性が起こっている可能性があり、好発する年代です。

さらに、下腿三頭筋の柔軟性の低下や、踵の骨の傾き、外反扁平足なども原因として挙げられます。



症状としては、アキレス腱部の腫れ、階段や坂を上がる時に痛みを感じる、足を背屈した時に痛みを感じるなどです。

さらに、重度になると歩くだけでもアキレス腱部に痛みを感じることもあります。



治療法としては、まずランニングやウォーキングをしてらっしゃる方は運動を中止して安静にすることが大事です。
痛みがある内は運動をしてはいけません。

軽い痛みだからといって甘く見ずしっかりとケアをしましょう。しっかりと治療をしなければ慢性化してしまい、アキレス腱断裂にもつながってしまいます。

さらに、マッサージやストレッチ、アイシングなどを併用していきます。

また踵の骨の傾きや外反扁平足などに対しては足に合った靴を選ぶことやインソールを入れることが有効です。



アキレス腱部に痛みを感じる方は、是非一度ご相談ください。
こんにちは、浜松市民鍼灸マッサージ整骨院院長の石田です。

今年も残すところあと半月ほどとなりましたが、
このところ気温の変化が大きく体調を崩される方が多いようです。
みなさん体調管理には十分気を付けてください。

さて、今回は「腸脛靭帯炎」についてお話ししていきたいと思います。
ここ数年、健康志向の方が増えジムや外で走っている人をよく見かけるようになりました。

そんな方の中で膝の外側が痛むなんて方いないでしょうか?
もしかするとそれは「腸脛靭帯炎」かもしれません。

まず、”腸脛靭帯”とは骨盤から下腿の脛骨という骨についている
体の中で最も長く強い靭帯です。

腸脛靭帯は脛骨の近位外側についているため膝の曲げ伸ばしによって、
大腿骨との摩擦が起こります。この摩擦によって腸脛靭帯に炎症が起こることを
”腸脛靭帯炎”といいます。

この疾患は変形性膝関節症などのO脚の方やランナーの方に多い疾患です。
別名”ランナーズニ―”とも呼ばれています。

症状としては、膝の外側にある腸脛靭帯の付着部付近に、
膝の曲げ伸ばしによって痛みを感じます。

腸脛靭帯炎には検査法があります。「グラスピングテスト」といい、
大腿骨の遠位外側を母指で圧迫しながら膝の曲げ伸ばしを行い、
圧迫した部位に痛みが出れば陽性となります。

治療法としては、安静とストレッチがあります。
まず、痛みがあるうちは激しい運動、痛みが伴う運動は中止して、安静にすることが大事です。

次に痛みが軽減したらストレッチを開始します。
ただし、腸脛靭帯だけをストレッチさせるのではなく、
下肢全体の筋肉をまんべんなくストレッチさせることが大切です。

最近膝に痛みがあるという方、お気軽にご相談下さい。
お待ちしております。