今日は元々の主治医の転勤先へ、

 
ストーカー患者は定期検査に行ってきた。
 
 
1度会社に出て点呼を済ませてから
 
病院に向かう事にしていたので
 
かなり早めの6時半に家をでた。
 
 
途中で点呼をしないといけない人に電話して、
 
今向かっている旨を伝えると、
 
別の運行管理者が出勤しているとのことで、
 
私はそのまま給油だけして、
 
会社に寄らずに病院に向かうことにした。
 
 
初めて行く病院なので昨日車のナビに登録しておいた。
 
準備万端だ~。
 
下道を使って45分程で着くようだ。
 
 
県境またいで直ぐの場所なので、
 
全く知らない道じゃない。
 
朝も早かったので7時50分には駐車場着。
 
半分青いを見てから病院内へ。
 
 
先生の言ってたとおり新しいきれいな病院だね。
 
今までの市立病院より規模は小さめだな。
 
 
先に採血と立位と臥位の腹部レントゲンを撮る。
 
 
なかなか読めなかった木皿泉さんの新刊を、
 
もう少しで読み終わるところで診察室から呼ばれた。
 
 
半年ぶりの先生。
 
全く変わらず。
 
 
『いやー、久し振りだね。
 
元気そうで安心したよー。
 
変わったことはない?』
 
 
体調的には何もありませんがー。
 
体重が激増中でして。
 
 
『そうでしょ?
 
今そう思ってたんだよー。』
 
 
先生、そんな事(言って良いんですか?)!!!と激しく看護しさんにつっこまれる先生。
 
 
プププ、変わらないねぇ~。
 
 
『あっちの方どうなった?』
 
 
(あっちって婦人科のことだよね?)
 
あっちの方は一昨日診察日で、
 
生理が2ヶ月飛んだこともあり服薬終了になりました。
 
 
『あー、よかったね。
 
まあ、あの薬の影響も有ると思うよ。
 
体重の増加は。』
 
 
え?そうなの?そうなのかしら???
 
もう食事制限で解消できるような問題じゃなくなってるんだよー。
 
『薬のせいなのもあると思うよ。
 
終わったんなら減るかもしれんよ。』
 
 
『お腹見せてもらえる~。
 
そこのベッドに寝てね。』
 
 
『もっとすごいことになってると思ったけど、
 
お腹はそうでもなかったな。
 
見慣れたお腹だ。』
 
(本当にズケズケ何でも思ってることが口に出るタイプの先生)

 

このズケズケに何度も救われてるから私のハートも全くの無傷。

 

 

『あー。
 
傷がもう少しきれいになると思ってたんだけどなぁ~。』
 
 
 
充分小さいと思うけどね。
 
もう誰に見せる体でもないから、
 
別に何とも思わないよ~。
 
 
『それでもさ、
 
え?
 
これ何の跡???って言われるくらいのつもりなんだよ。
 
これじゃあまだまだだな。
 
それ以外は問題無いな。』

 

 

腹部、甲状腺、上下の瞼裏の観察終了。

 

 

カルテを入力しながら雑談スタート。

 

薬の残薬

『俺さー、
 
もうストレス有りまくりでさーーー。』
 
 
この激務で一人暮らしって厳しいよね?
 
(自宅から通勤に小一時間かかるため単身赴任)
 
 
『もう無理!ってなって今は自宅から通ってるよ。
 
今月中にアパート引き払うことにしたんだ。
 
もうコンビニご飯は飽きたし、
 
スーパーで買い物かご下げてると悲しくなってね。』
 
 
通勤時間はかかっても家の方が楽なんじゃない?
 
 
『帰るとご飯がある生活っていいよな~。
 
もう全然違うよ~。』
 
 
上通ってくると30分くらいなもんだもんね?
 
 
『もうおーる下道使うよ。
 
5時半に出ると6時過ぎには着くもん。』
 
 
それなら通った方が断然いいね。
 
奥さんにちゃんと感謝の言葉言ってる?
 
ご飯食べたら美味しいよとか。
 
 
『まずいとは絶対に言わないよ。』
 
 
ちゃんと言葉にして「美味しいよ~。」って言ってね。
 
そう言われるとモチベーション上がって頑張ろうって思うからね。
 
 
『そうかな~???
 
そんなもんなの?』
 
 
そりゃーそうよ。
 
何も言われなきゃ作る甲斐ないじゃん。
 
 
『へー。じゃあきちんと言うよ。』
 
 
婦人科に続きこっちも雑談の方が圧倒的に多い。
 
 
忘れた頃に
 
『あ、レントゲン問題ないからね。
 
貧血も問題なくなってる。
 
あ、ごめん。時間ある?
 
腫瘍マーカーのオーダー出すの忘れてた。』
 
 
大丈夫ですよ。
 
じゃあ、その間に質問2つ良いですか?
 
 
『どーぞ。どーぞ。』
 
 
もしも、
 
肺に転移したとしたら、
 
先生は手術しないんだよね?
 
 
『俺でもいいならできるけどさ・・・。
 
もともと俺呼吸器外科だったんだよ。』
 
 
えー。そうなんだ~。
 
じゃあ、ここでもできるの?
 
 
『ここじゃ無理』
 
 
そうだよね。
 
先生今消化器外科医だもんね。
 
じゃあ、
 
肺がんの手術は前の病院に紹介して、
 
その後の治療はまたここに戻ることなんて出来るの?
 
 
『出来るよ。
 
たくさんバラバラに転移箇所が有ったら手術はできないけど、
 
塊で取れる場合は手術で切り取る。
 
肺に転移したとなるとステージⅣになるんだ。
 
その後抗がん剤治療をした方がいいか、しなくてもいいかって、
 
今のところはっきり決まってないんだよ。
 
だけど、抗がん剤治療した方が予後が良い症例が増えているから、
 
こっちに戻って治療の継続はできるよ。』
 
 
了解。わかった。
 
んじゃ―、もしそうなった時はそうする。
 
肝臓は先生出来るよね?
 
 
『出来るよ。
 
部位によっては腹腔鏡下手術もありだからね。
 
そうそう。
 
俺、認定医の資格とったんだよー。
 
2度目の挑戦で取れたんだ~。
 
まぁ、資格を取ったから何か変わるって訳じゃないんだけどね。』
 
 
へー。すごいね。
 
肩書が増えたんだ。
 
よかったですね。
 
指導医とかになれるってことなのか???
 
『俺は指導するんじゃなくて、
 
俺自身がどんどんオペしたいんだよ~。』
 
 
へー。
 
そうなんですね。
 
ふ~ん。
 
 
もう一ついいですか?
 
 
『何?』
 
 
丸5年過ぎるとさ、
 
完治扱いになってもう来なくてもよくなるじゃん?
 
でも5年過ぎてから転移再発ってのもあるでしょ?
 
1年に1回腫瘍マーカーのチェックとか
 
胸部腹部レントゲンとか受けれるの?
 
 
『そりゃ出来るよ。
 
ただ継続の経過観察とはならないから、
 
初診料かかるよ。(多分初診にかかる紹介状無しの時の手数料のこと)
 
だから俺は最後の診察の時に、
 
年に一度は健康診断か人間ドッグ受けなさいって言ってるよ。』
 
 
こっちも了解。
 
わかりました。
 
 
雑談してる間に腫瘍マーカー出ました。
 
7.5(単位わからず)
 
『帰って今までのと比べてもらうとわかると思うけど、
 
腫瘍マーカーも異常ないよ。』
 
 
良かった~。
 
残薬考慮して35日分の薬を出してもらい、
 
次回丸3年経過の定期検査、
 
血液検査・造影CT・消化器内科での大腸カメラ前診察とカメラ予約のオーダーを
 
3か月後の10月3日にとって本日の受診は終了。
 
 
本日の支払いは5,600円ちょっと。
 
駐車場代も無料。
 
いつもよりお安いくない???