ハウス CO2 | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

ハウスの中は 冬場は 密閉系になる。

 

特に 新しいときは 気密性が優れているので

 

換気が悪い。

 

 

農家なので 光合成管理のために CO2を測っている。

 

 

ハウスで 薪を燃やしたりすると

 

結構 大きな空間だけれど co2 は2000ppm を

 

越す事はある。

 

 

 

反対に 冬の寒い時 完全に締め切っている時

 

そして 晴れている時 

 

 

co2濃度は150ppm くらいまで 下がる。

 

けれども 150ppm以下には ならない。

(今はもう そこらじゅう穴だらけなので 400ppmより下がらない)

 

 

 

 

つまり 植物(バラ)は co2 が 150ppm 以上ないと

 

光合成ができなくて 餓死 してしまうのかもしれない。

 

 

今 空気中 CO2は 400ppm 

 

恐竜さんたちが 元気だった ジュラ紀 白亜紀

 

は 2000ppm 以上だったと 言われている。

 

 

植物の ソテツ や トクサ がとても

巨大化していたということだ。

 

 

今の 植物は お腹減らしているので

 

コンパクトになったのかもしれない。

 

 

うちのハウスでは 高く付くのでやらないが

 

 

いちご農家では 中で CO2を 出して

 

ハウス内を 1000~2000 ppm くらいにして

 

光合成 を促進して 甘くて大きい いちごを

 

作っているそうだ。

 

 

植物にとっては 昔の CO2 濃度が 懐かしいのかも

 

しれない。