温度によって違う | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

12月に入って ハウスの温度が 昼 25度 夜 5度 

 

くらいになると、虫の相がかわります。

 

 

もう スリップスも あまり問題になりません。

 

ハダニも 上の方まで上がってきません。

 

 

この頃から 出やすくなるのは

 

 

アブラムシ。

 

 

 

アブラムシは 身体の中に 糖分をためているので

 

寒さに強く 氷点下5度くらいまで 耐えれるようです。

 

 

 

冬に 無加温のハウスで ちゃんと生きていて

 

驚きました。 

 

 

何回か 氷点下の 朝が 来ていたにも

 

関わらずです。

 

 

なので

 

 

剪定と 掃除が必要なのです。

 

 

生きているといえども この低温で

 

動きが鈍くなっているので 木に しがみついているまま

 

ハウスの外に 全部出してしまいます。

 

 

 

もちろんそれくらいで全部いなくなるわけではありませんが

 

冬場に ちゃんと綺麗にしておくと

 

春の一番花に 虫がつきにくくて良いです。

 

 

 

冬のやり方は 寒くて縮こまっている 虫を

 

入り込んでいる 葉や枝と共に 

 

出してしまうというやり方です。

 

 

逆に夏は 暑くして ハウスの中で 虫が暑さに耐えられなくて

 

出ていってくれるのをまったり 死んでしまうのを待ったり

 

する方法なので 退治の仕方が 少し異なります。

 

 

 

虫は 変温動物なので 温度に敏感です。

 

 

だから 温度によって 行動の仕方がかわります。