複雑系の見え方の一つ | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

その昔

とても農業的な工学 (発酵工学)

をやっているときに

 

菌たちに、酵素を作らせていたわけですが

 

いろいろ、変数を決めていって

次は絶対いい結果になるぞ

と思って、やってみると

大概、だめなことが多かった。

 

人間は、どうしても、右肩上がりだとか

頂点があるとか

 

いわゆる線形の思考しかできません。

 

でも、世の中は、もっと複雑にできているので

 

その、複雑系を少しでもわかるために

カオス や カタストロフ や フラクタル の 勉強をしました。

 

放送大学も受講して 特A もらいましたが

 

では、実際の仕事に役立ったかというと

 

わかったことは

複雑系は振動する。 ということと

その振動の仕方は 予測できない(大まかにはわかるかも)

ということでした。

 

結局、やってみないとわからんのかよ!!

 

という結果ですね。

 

実際の世の中だと

人間が考えるよりも

あることが急に 膨れ上がる(インフレーションする)

こともあり

反対に、急に しぼむこともあります。

 

ホーキングさんは

この宇宙も

たまたま、今の宇宙が 急に膨れ上がって 今の状態なんだ

 

と言っていましたが

 

周りを見てみると

いろいろなことがそうだな

と思い当たります。

 

例えば、ピコ太郎の PPAP もそんな感じ

 

不規則に振動している例では

10年くらいに1回起きる

タピオカ ブームや   辛いものブーム

 

 

もちろん 例のウイルスや 気候の変わり方も

振動します。

 

でも、

おおよそ にしか 予測できないので

答えが出る事しか習っていない

現代人は、苛立ってしまいますね。

 

でも、複雑系はそんなものです。

 

だから、未来はいつでも変えられる

自分のする、ほんの少しの行動が

未来を大きく変えてしまうこともある

ということが、予想されます。

 

そのようなことを

まとめてある

本です。

 

1986年の本ですが

今でも通用すると思います。(数学の本ですから)

 

アマゾンで、まだ、売っていましたので