生き方、利春譚(としはるタン)no13/65 東京での休日を語る(下駄ばきでこっそり築地) | なんでも屋のブログ

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利春の日曜日の過ごし方ですね。

下駄をカランカランさせながらですかね。

 

以下は、利春の話です。

栃木弁ですが。

 

東京が珍しいもんだから日曜日には出掛けた。

あのころはよそ行きは下駄だったから、

 

下駄を履いて、日比谷公園に行くと、日曜日で、

もう遊び場がないから、いろいろな人が来て、

 

散歩だとか、鉄棒だとか、それから露天の音楽堂なんかがあって、

おもいおもいに楽しんでいた。

 

例えば、音楽堂に催しがあるのよ、歌謡曲、ボクシングだとか。

そんだきっと入場券なんてどこで求めるんだか知識がなかんべな。

 

だから爺ちゃんは、音楽堂の周りが二メートル弱の高さの

コンクリート塀になってんだよ、ぐるーとな。

 

で、なんとか入んなくちゃなんねから、塀の外だとか、

内側に木が生えてるのに、よじ登って、入って見たな。

 

そんなことがあって楽しかった。隣には劇場があった。

築地劇場って言ったか、ちょうど出来てまもなくのころだった。

 

あのころは築地市場なんて何もなかったからな。

日曜日はほとんどそこで野球だったわ。

 

コッペパン買って、日比谷公園行ったり、築地市場に、野球見に行った。

ガラッコンガラッコン下駄履きで、球場を一回りもした。

 

だから日曜日というと面白かった。

あと、築地のあたりが隅田川の出口になっていて、

太い原木がどこからか持って来たか分からないが浸してあるんだよ。

 

虫食わねえようにかどうか分からねえが、

太い原木が、ダーって浮いてるんだわ。

 

そこに摑まって水浴して遊んでたわ。

爺ちゃんは昔から金を使うのは苦手だったんだな。

 

築地劇場は、一ヶ月に一回ぐらい封切があるんだわ。

封切が周って来るんだよな。

 

タテマル、国際だとかで、まずはじめに封切になるんだわ、

金の高いところな。

 

そういうところはお金がもったいなくて行けねから。

築地劇場なんていうのは三流ぐらいの劇場だから、

まあ遅く周って来るんだよな。

 

封切には、入り口に看板がでっから、

こんどは何の映画が来んだなんてな。

 

そうすると、タダで見る計算なんだな、どっから入るか。

すると非常口、ほら火事だって逃げる非常口、

あれがあるんだよな、映画館の隅っこに。

 

そこからずーっと、外へ通路が通じていて、

非常口が映画館の脇っちょにあるんだよな。

 

道路から中に入ると黒い幕で仕切ってあるんだわ。

入り口のあたりは羽目が打ってあって、奥の、

客室に入る境には厚っこい真っ黒の幕がひいてあるんだわ。

 

で、そっから中を覗いてみると、観覧席がずらっと並んでいる。

様子を見るんだ。

 

こっちを見てねえかなって。

それから薄暗い中を見はからってスーって入っちゃって、

入っちゃ涼しい顔をして、お客さんの振りをしているんだよ。

 

だから映画はタダ見、日比谷公園のショーはタダ。

爺ちゃんは面白いんだよな、小さい頃から金に不自由は無かったわな。

 

 

私の父、利春は、今年93歳になります。

8年前に、大手企業を退社し、子供のため、

 

妻のため、両親のために、

地域に何ができるかとか?考えました。

 

ひとつ、父の人生をつづってみようと考え、

この利春譚(たん:物語)を作ろうと思いました。

 

どうにか出来たので、生きているうちに

何か残したいと思いましたので。

連載となります。

 

内容は、インタビューでの記述となってること、ご了承ください。

 

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