児童室へ行ってみてよ、宝がゴロゴロころがってるぜェー
(赤木かん子「子どもの本がいちばん!」)
コンにちは。
銀ぎつねのブログへようこそ~
心に残った本をご紹介しています
今日ご紹介するのは雑誌です。
『Casa BRUTUS』(カーサ ブルータス)は、マガジンハウスが発売している月刊情報誌。毎月9日発売。 「Casa = 家」を中心に、建築・デザイン・食・アート・ファッション・旅など、好奇心旺盛に人生を楽しむテーマを扱っている。
(ウィキペディアより)
オサレな雑誌です~
リビングに無造作に置いていたら、とびっきりオッサレ~な感じになりそう。
その9月号が「大人も読みたいこどもの本100」特集でした。
(8/9発売のものです。現在の店頭ではこの次の10月号になっていると思います。バックナンバーでお求めください)
児童文学名作と美しい絵本100選。
大人も読みたいこどもの本100。
この手のタイトルのものは、自分の好きな基準で選びたいし読みたいから普段は買わないんですが、「エルマーのぼうけん」の表紙と、興味ある特集に魅かれて手に取りました。
その特集とは、児童文学の制作秘話①~④。
①「エルマーのぼうけん」はどのようにして生まれたか?
②「くまの子」ウーフが生まれた神沢利子の書斎
③「星の王子さま」とサン=テグジュペリのデッサン
④ミヒャエル・エンデが描く「モモ」の挿絵と画家の父
注目したのは①と④です。
ここでは④のミヒャエル・エンデが描く「モモ」の挿絵と画家の父について書きます。
エンデの「モモ」については前回のブログでテレビ番組の「100分de名著」に絡めてご紹介したばかりです。
作者ミヒャエル・エンデと画家であった父親との関係性が特集されていてとても興味深かったです
ミヒャエルのお父さんは画家さんだったんですよ~
「モモ」は物語やその哲学的な思想の内容についてはよく掘り下げて研究されていますが、父親の絵のことまでは知らない人が多いでしょう。
父親のエドガーは少年時代から超感覚的な世界に興味があり、シュタイナーの本を読み、絵を描く時にも超感覚から見えるものを重要視していたそうです。
ミヒャエルの幼少期、ナチスの独裁政権の圧力で芸術活動が禁止されていて創作ができなかった父エドガーは、アトリエで息子ミヒャエルに絵画やその他様々なことを教えたのだとか。
そこからミヒャエル・エンデが受けた影響は大きかった
「モモ」の小説は6年を費やし彼が創ったものですが、その絵もペン画という手法をとって彼が描いたものです。
「モモ」の表紙に代表される印象的なペン画。
エドガーもミヒャエルも描くものは具体的ではあるが、何らかの対象物を描いていたのではない。目には見えないが、彼らの意識を越えた中に確かにある何かを目に見える形で表出していたのだ。
それは、父と子の交流から生まれたあたたかい愛情と奇跡の結晶でもあったのですね。
この「カーサ ブルータス」の9月号の特集では、児童文学や絵本がアーティスティックな写真と共に紹介されていて、定番ものもあれば最近のものもあり、知らない本もたくさんありました。
この雑誌はこういった本の特集を時々やってるのかな。
前にもなんか見た気がするんですよね。。。
興味ある方、注目してみられるとよいかもです
子どもの本の森 中之島のことも載ってましたよ~
大阪に新しく出来た児童向け図書館。
建築家の安藤忠雄氏が設計・建築。
うわー、なんて楽しそうなんだ
本好きにはたまらん笑
入館には事前予約が必要だそう。
行ってみた~い!
でも遠い…
お近くの方はぜひ。
まだまだ読みたい本がたくさんです~
それでは、また。
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