人間というものはつまらぬものじゃ

本当に大事なものがなにもみえてはおらぬ

己の命も人の命もなぜそう粗末にする

髪の毛一本、爪一枚、己で造ったものはなにひとつなかろうに

手も足も体を流れる赤い血さえ、自分で造った覚えはなかろうが

我らのこの身はいったい誰が造りたもうたのか?

この身は我らのものであって我らのものではない

我らはこの身に宿るもの

 

(「ガラスの仮面」40巻)

 

 

 
 
 
 

こんにちは。

銀ぎつねのブログへようこそ~

ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

お久しぶりの更新です。

 

食べて眠って仕事に走り回り、人々と交流しながら、合間に好きな本を読み(ほんとはこれをメインにしたい笑)、好きなものを愛でて過ごしていたらあっという間に一月が過ぎていました。

 

先月は身内の法要などもありましたし、新年最初の月は長かったような短かったようなひと月でした。世の中もいろんなことが起こっているようで、現代ではそのスピードの速さにふりかえってみて驚くことも。

 

皆さんも同じだと思いますが、自分のペースでいくしかないので、発破をかけたり、あえて止まってみたりしております。

 

 

そんな時夢をみました乙女のトキメキ

大好きな漫画「ガラスの仮面」を読んでとっても楽しんでいる夢です音譜

 

起きてからも登場人物の顔、イラストの力強い線、コマ割りなどが思い出され、「あ~おもしろかったなあ」って思ってるんです。夢で見たストーリーは思い出せないんですけどね。

 

 

…てことで、今日は「ガラスの仮面」』(以下『ガラカメ』)関連本のご紹介です。

 

実は昨年秋頃、本屋パトロールしててみつけた本です。

本紹介もっと早くしたかったけど出来てなかった 照れ

 

 二冊紹介します。

どちらも作者、美内すずえさんの対談集&トーク集です。

 
 

 
 
 
まずはこちら。
 
中央公論新社
 
 
過去の対談・座談会やインタビュー記事がコンパクトにまとめられています。
原作は今までアニメ化・ドラマ化・舞台化と様々な形になってきましたが、そのタイミングで掲載された記事です。
 
多くの大女優さん達も当時の姿のまま登場しています。
 
創作秘話はもちろん、キャラクターを深く掘り下げた話、この名作と俳優さんたちの歩んできた道が再現されていて、ファンのみならずとも楽しめます。
 
 
帯です
 
 
『ガラカメ』をまだ読んだことがないという方のために、内容と作者紹介です。
 

ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から現在まで長期連載が続いており、2014年9月の時点で累計発行部数が5,000万部を突破した大ベストセラーで、平凡な一人の少女が眠れる芝居の才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。

 

(Wikipediaより)

 
 
 
現在49巻まで出版されている『ガラカメ』ですが、なかなか次が出ません。
首を長くして待っている人はたっくさんいるはず…。
 
 
 
 
 
 
では、次の本です
 
世界文化社
 
 
帯です
 
 
 
こちらは、美内すずえさんが各界の天才達と語りつくした対談集です。
 
その内容は、、、
 
「紅天女」「神秘体験」「宇宙」まで…。
 
タイトルにもあるように、「見えない力」に特化したちょっと変わったお話です。
哲学的で、神秘的。
 
不思議な話もたくさん出てきます。
そういうのが好きな人にもおすすめ ♡
 
芸術でもサイエンスでも、創作でも。
一つのことを深く追求した人間ならではの体験、哲学、人間味に溢れています。
 
能の祈りから9次元世界まで語りつくす本。
興味が湧いた方はぜひ。
 
 
あとがき『生命(いのち)不思議考』は、美内すずえさんがご主人の病気や前世とのつながり、闘病、介護のことなど書かれたものですが、それも圧巻でした。
 
 
 
クローバー クローバー クローバー
 
さて、今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

ちょっと長いけど、哲学的で感銘を受けた文章を最後に記しておきますね~

 

確か『ガラスの仮面』のなかで、主人公マヤが人生かけて取り組む演劇の、最終目標である大作「紅天女」に登場する梅の木の精のセリフ…だったかな。

 

漫画を知人に貸してて今手もとにないんです~

なのでノートに書き写してたものです。

 

作者から、あなたへのスペシャルなメッセージとして読んでいただけると幸いですウインク

 

 

キラキラキラキラキラキラ

 
 

風とわたしは同じものであり

水とわたしは同じものである

火とわたしは同じものであり

土とわたしは同じものである

木と草とわたしは同じものであり

獣と虫とわたしは同じものである

魚とわたしは同じものであり

鳥とわたしは同じものである

 

飛ぶものよ 這うものよ 泳ぐものよ 野をかけるものよ

わたしはあなた方と同じものである

 

山とわたしは同じものであり

空とわたしは同じものであり

海とわたしは同じものである

 

山よ 空よ 海よ 我が同胞よ

わたしはあなた方と同じものである

 

太陽とわたしは同じものであり

星とわたしは同じものである

宇宙(そら)とわたしは同じものであり

同じ魂 同じ生命の海に生きるものである

 

天地一切の万物がわたしと同じものであり

わたしと天地一切の万物が同じものである

 

天地一切の万物とわたしは同じものである

 

 

(「ガラスの仮面」38・40巻)