コンにちは。
ご訪問ありがとうございます。
昨日夕方、突然激しく雨が降り…、
大好きな桜がほぼ散ってしまいました。
かなしい。
かなしすぎる…
皆さんがお住まいのところはいかがでしょうか?
今日は散る花を惜しんで、銀狐のノートから春に関する歌や詩など拾い出してみたくなりました。ご紹介したい本は多々あったのですが、そんなこんなでよろしくお付き合いくださいませ。
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南吉は春が好きでした。
いつも春を待っていました。
(「風をみた人」かつおきんやと読む新見南吉)
そうそう、私もいつも待ってる
願わくば花の下にて春死なん
そのきさらぎの望月のころ (西行)
享年73才の西行。自らの歌に託した願い通りに春に最期を迎え、共感を呼び名声を博しました。
ああ、私もそうありたい。
(名声とかじゃないですよ(^_^;) 願わくば花の下にて…です)
<ひとり>
花の下で ひとり花を見る
ひとりの楽しさ ひとりの嬉しさ
花われを呼び われ花を呼ぶ
雲来たり 雲去り
桜燦燦(さんさん)
<時>
悲しい時は 風と共に走れ
嬉しい時は 花と共に舞え
<花>
花には散ったあとの悲しみはない
ただ一途に咲いた喜びだけが残るのだ
<一輪の花のごとく>
わが生よ
一輪の花のごとく一心であれ
わが死よ
一輪の花のごとく一切であれ
(坂村真民「花一輪の宇宙」)
花一輪の宇宙
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坂村真民さんといえば、こんな詩も。
<わたしの道>
さくらの花が満開でした
麦がもう穂を出していました
れんげが一ぱい咲いていました
タンポポがわたしを呼びとめてくれました
こんな道がやっぱりわたしの道だったと
きのう街の雑踏に押されて歩いた体を
夕ぐれの光に染ませながら歩いてゆきました
花ひらく 心ひらく 道ひらく (講談社+α新書)
842円
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そういえば、桜の不思議な話を知っていますか?
染色する工程で桜の木の皮を茹でると、花の季節である春にだけ煮汁が花と同じ淡いピンク色になるのですって。
ほんとかなあ。すごい神秘。
桜はこの季節、全身で花の色になろうとしているのですね。
どこへいって何を探るというようなあてをもたずに、花も勝手に眼にとまったものを賞でるがよろしかろう。
…トラベルマップを捨て給え。そうして人のゆかぬ穴場に、ひっそりと咲いている老桜にめぐりあい給え。誰に見せよとて咲くか、たった十日の花ざかりを、必死に生きている老桜のヤニの樹肌にふれ給え。春のありがたさがわかる。黙っている木々の立派さも心にのこる。心にのこればしめたものだ。この一本の桜であなただけの古都となる。
(水上勉「在所の桜」)
在所の桜
2,808円
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たくさんの雪の夜
たくさんの風の朝
花も嵐もふみこえて
いつか再びみどりの春が
ぼくらの世界にかえる日を
ぼくらはぼくらの夢にみる
いつだって君が世界を愛するかぎり
世界はいつも幸福(しあわせ)です
(安孫子三和「みかん絵日記9」)
今は季節の谷間の中
君はそこで揺れる花…
(米米club「恋人たちの思い出」)
いろんな人がいろんな歌をうたっていますね。
ああ、花って自然って、ほんと素晴らしい
昨日は近くの神社へドライブ♪
午前中は良いお天気で、春真っ盛りの境内をゆっくりと散策できました。
穴場の神社で、他に参拝客はおらず夢のようなひとときでした。
天国ってこういうところをいうのかなって気分になりました。
まずは歓迎の印。
虫の歓迎は初めて。ブンブンがずっとついてくる~(笑)
でもこれ、苦手な人いるよなあ(^^;
今日ご紹介した歌や詩、そしていつもブログの冒頭に載せている一文の格言、名言を書き溜めてきたノートです。
10代の頃から集めていました。ずいぶん昔です(^_^;)
心の琴線に触れる言葉に出会うと、そのまま通り過ぎることができず…。
かなり長いこと見返さずしまいこんでいましたが、こうしてブログに載せることで、ノートや言葉たちがまた息を吹き返してくれてよかったです。
みんな喜んでくれているようです(^^♪
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