アラフィフ父ちゃん、大爆発しました
今日は私の30秒以下のセリフに、一瞬でキレられて、母ちゃんは胃が絞られるくらい痛くなりました
母ちゃんは、1か月後の少年団イベントに向けてじわじわと忙しくなってきました。
同じ係の人と話し合いや資料作り。お金の計算や、あちこちの会場やらレストランやら弁当屋への予約。
やる事は山のようにあります。
平日は毎日仕事をし、土日はほとんどそれに時間を遣っているお父さん方も、何人もいます。
母ちゃんの旦那様は、仕事以外の事は基本何もしたくない人です。
自分が興味ある事以外を求めると、イライラして母ちゃんを責めてきます。
子供の参観日やら卒業式なんて絶対来ない。
病院通いは無理。
買い物は自分に関係ないものは、一切付き合わない。子供服もランドセルも靴も、100%母ちゃんが全て買いに行った。
子供が見たい映画もスポーツ観戦も行かない。
一応、子供の父親ですから誘ってみるのですが、
プレッシャーかけるなよ
いい加減にしろよ
俺は働いているんだ
疲れているんだ
と叫びます。最近は叫んだら
バタンッ
と扉を閉めて部屋に戻りますが、若い時はずっとずっとずっと母ちゃんを責めて、最後は
お前なんか要らない
出ていけ
というのが定番でした。
そして自分の母親に電話をして、仕事を邪魔する女だ、下げマンだと伝えるのです。
母ちゃんはそんな父ちゃんを何年も何年も軽蔑していました。
いつも自分ばかりを大切にしている人間との暮らしは、寒々とする事ばかりです。
母ちゃんが末っ子ちゃんを少年団に入れた時も、息子の喜ぶ顔も母ちゃんがお手伝いで疲れている顔も何も見えず、自分に手伝いが来ないかばかりを気にしていました。
そんな父ちゃんも、末っ子ちゃんのサッカーを少しずつ見に来るようになり、たくさんのお父さんお母さんから声をかけてもらい、温かいコミュニティにいる居心地の良さを、感じてきたようです。
4か月前に、母ちゃんが夏休みイベントの係になった時には
『俺もできるだけ手伝うよ』
と、父ちゃんが初めて子供の保護者会で手伝っても良いという、大きな変化も見せました。
今日の母ちゃんの仕事は、母ちゃんの住むマンションの共用スペースを深夜0時に予約するという仕事です。
夏休み中、マンション中の人が使いたいお部屋を取るのは早い者がちです。スマホ一台ではなく二台の方が倍率が2倍になります。
4か月前には、是非ぜひ自分のマンションを使ってもらおう。
なんて話していたので、父ちゃんも協力してくれるのかな?
と聞いてみました。
父ちゃんは昨日から出張でした。
今日の10時頃帰ってきたので、それをできるか話してみた直後、ものすごい怖い声でセリフが投げられました
いい加減にしろ
プレッシャーかけんなよ
疲れているんだ
聞いただけなのに。
その直後、娘ちゃんがきて
『何したの?お父さんキレるんだから、お父さんに頼まないでよ。私に頼めば良かったのに』
と母ちゃんを責めてきました。
母ちゃんが、頼めばやってくれたの?と聞いたら
『お父さんが面倒だって言う事を、私がやる訳ないじゃん』
バタンッ
娘ちゃん、母ちゃんの傷をさらにえぐりに来ただけでしたか??
母ちゃんは父ちゃんや娘ちゃんの思い出作りに今まで数えきれない程、深夜のスマホ予約というものをしてきたよ。
夜中11時59分から、家族の為に色々な予約をたった1人だけで、何年も何年もしてきたよ。
自分の為には母ちゃんを利用するくせに、自分は絶対利用されないぞっ、て生きている夫と娘は、本当に性格が似ている。
人の為には働かない遺伝子は、何十年、いや何百年前から続いているんだろうか。
母ちゃん辛いから、遺伝子のせいにするしかない。
父ちゃんこれを置いて叫んでいった
母ちゃん無事に0時ジャストに部屋を予約できた。
もう夫には頼らない。
夫や娘に頼まれてもやらない。
絶対にやるもんか