私の母がどんな人か尋ねられたら
「小さい身体(身長135cm)なのにブルドーザー級の馬力をもっている人」
と答えます。
突然、私の家に遊びに来て部屋がごちゃごちゃしてる!と勝手にドワーッと片付け、(私の家はキレイですが、母的に気に入らないから)
じゃあね!と言って帰る。。5分後母から電話が来て、家に来た本来の用事を電話で伝える。。💦
お喋り好きで、チャキチャキしていて、物事をハッキリさせないと気がすまない、母。。
約15年前、父が直腸ガンの末期で入院した。
母はショックを受けるから、本人には告知したくないと言い、私は違う意見だったけど母の言うことをきいた。。
ある日、患者さん自身が書くアンケートみたいなものを父が書いてた。
その中の質問に、
「あなたは自身の病気の事をご存知ですか?」 みたいな内容の質問の所でペンが止まった。
本人には腸が炎症を起こしてるみたいな事を話していたと思うけど
やはり本人は何か違うんじゃないかと思っていたのだろう。
どう書いたら良いのか分からない父を私と母が見ていた。。
長い沈黙。。。
母 「あー!もうじれったい!! ガンって書きゃー!」
父 「 やっぱり俺…ガンなのか?」
母 「 そう!直腸ガンだったから、ガンって書きなさい」
父 「 そうかー、ガンかー」
母 「色々考えたってガンはガンなんだから、あとは治す事だけ考えやー」
あんなに本人の為に黙っておこうって自分が言ってたのに、沈黙に耐えられずサラッと本人に告知してしまった、母…。
暫く父は沈んでいたが、後から父が深刻に告知してくれなくて良かった。母らしいと言って笑ってた。
そんな母自身が、肺がんに…。
流石に本人も落ち込んでた。
父も母も喫煙者だから、そのリスクがある事は十分承知の事だけど
実際自分の身に起きるとは思わなかったのだろう。。
私は15年前の父の話を母とした。
そして、母が父に言った事をそのまま言った。。
「ガンになった事を色々考えたってこの状況は変わらないんだから、良くなる事だけ考えて」
母は静かに泣いていた。。
次の日病室に行くと、肺活量を鍛えるためのリハビリをしていた。
私 「まだ手術前だよ」
母 「今からやっとく。練習しとく。」
私 「そう、頑張ってるね」
母はその日以来、泣き言は言わなくなった。。
私の母は思っていた以上に強かった。。
ブルドーザー級に…
生きようという馬力が…
私も強く逞しくなりたいと思った