実家に帰ってすぐに、総合病院へ行きました。

40歳で初産になるので、個人の産婦人科クリニックより始めから総合病院の方が良いかと思い実家近くの病院に決めました。

この時初めてエコーで心拍確認が出来て、その後何も問題なく順調に過ごしていました。


そして11週辺りにNIPT検査を受けました。

カナダのクリニックで妊娠の説明を受けた時に、NIPT検査の説明を受けていました。この時初めてNIPT検査の事を知りました。

高齢出産だと日本でも同じようにどこの病院でも受けれるかと思っていましたが、実際は違いました。病院の先生にも相談し、私は非認証施設で受けました。

非認証施設では、血液採取と10分程の医師からの説明。結果は年末メールで受け取りました。


つわりもほとんどなく、出血もなく、順調だと思っていた妊婦生活でしたが、NIPTの結果は、13トリソミー陽性と書かれていました。

身体の力が抜けて、何も考えられず、良くない結果だけど、信じられず...。

どうしてなのか?どうしたら良いのか?

お腹で元気に育ってるのに、この結果は間違いじゃないか?? なんで私なのか??

何度も何度も同じ事を考えながら、何か奇跡が起きる。間違いであってほしいと願いながら...本当に苦しい時期でした。


年明けすぐに、詳しく診てもらうため胎児ドック専門のクリニックへ行きました。

エコーで診てもらっている時、我慢していたけれども

大泣きしてしまいました。心音もあるし元気に動いてる。3Dエコーで赤ちゃんのお顔までわかる。最後まで間違いであってほしい。そう思っていましたが、

検査結果は、13トリソミーの特徴がみられるという事でした。医師は羊水検査をしないと確定ではないとおっしゃっていました。色々と話を聞いていましたが、全く話が入ってきませんでした。


自宅に帰り、家族にあまり心配をかけたくなかったのですが、我慢出来ず大泣きしてしまいました。

夫とも事前に何か検査で分かった場合は諦める。と話をしていました。しかし現実、お腹で元気に育っている命を終わらせる決断が中々出来ませんでした。


そして妊婦健診の日にNIPTと胎児ドックの結果で主治医と話し、赤ちゃんとお別れする決断をしました。

私1人で抱えきれない程、毎日悲しみでいっぱいでした。お腹がポコっと小さく膨らんでいたので、手術日までいっぱい、来てくれてありがとう。ごめんね。

大好きだよ。ってお腹に手を当てて話をしました。


今でも思い出すと辛くて悲しいけど、その度にごめんね。来てくれてありがとう。大好きだよ。

そう唱えています。